RedmineでのRailsパフォーマンス比較(1.2.6 vs 2.0.2)

Redmineの公式サイトで、パフォーマンスの比較表が公開されていました。
http://www.redmine.org/news/show/7


フロントエンドにPound(ロードバランサ)を設置し、バックに3つのmongrelインスタンスで動いている前提で、Redmineが処理することが出来たTps(Transactions per second)で比較しているとのこと。
尚、負荷計測には「OpenWebLoad」(http://openwebload.sourceforge.net/)を使っている模様。

勝手ながら、以下に結果を引用させていただきます。

Action Rails 1.2.6
+ PStore
Rails 2.0.2
+ PStore
Rails 2.0.2
+ Cookie store
/ 49.11 55.33 69.62
/issues 10.01 11.28 11.69
/projects/roadmap/demo 6.52 9.08 9.54
/wiki/demo 11.59 12.38 12.41
/projects/activity/demo 16.68 20.25 21.35
/projects/gantt/demo 6.51 8.4 8.68


上の結果だけ見ても、平均で、

Rails1.2.6Rails2.0.2を比較しても、新しいRails2.0のバージョンが、旧バージョンから平均で20.3%もパフォーマンスが向上しています!(※最大で、39.3%UP。最小で、6.8%UP)

さらに、同じRails2.0でも、PStoreからCookie Storeに変更すると、Cookie StoreがPStoreから平均で7.2%パフォーマンスの向上となっています。(※最大で、25.8%UP。最小で0.2%UP。)

上記2つとも、単純に平均をとっただけですが、それでもすごいなぁ。


まぁ、このあたりはアプリケーションの作りにもよるので、全てにおいて適用されるわけでもないでしょうけど、参考にはなります。

参考

Redmine performance: Rails 1.2.6 vs Rails 2.0.2
http://www.redmine.org/news/show/7