CentOS5をインストール後、やっておきたいyum関連の設定

woodland


CentOS(Red Hat Enterprise Linuxもそうだけど)を使っていると、yumを使ってパッケージをインストールすることは何かと多いかと思います。

他にも色々ある(サードパーティのリポジトリの設定とか)かとは思いますが、yumの使いはじめに、まずはやっておきたい設定をいくつか書き記しておこうと思います。

yumで速くDLできるリポジトリを自動選択

yumコマンドは、自分の持つダウンロードミラーリストから適当なサーバを選択してパッケージのアップデートを実施するのですが、yum-fastestmirrorパッケージを入れておくと、その中からネットワーク的に高速なサーバを自動的に選んで接続してくれる。
デフォルトで入れておいてほしいくらい。

# yum install yum-fastestmirror

centosplusを利用する

centosplusには、将来的に、CentOSのコアパッケージ群に含まれる(かもしれない)ものが使えます。ここのものを対象にテストされているみたい。

有効にするには、以下の設定を行います。

# vi /etc/yum.repos.d/CentOS-Base.repo

上記、設定ファイルを編集します。

[centosplus]

・・・省略・・・

#enabled=0
enabled=1

・・・省略・・・

[centosplus]の部分のenabledを0から1に変更するだけ、です。

EPEL(Extra Packages for Enterprise Linux)を利用する

EPELはFedoraプロジェクトで開発・テストされたパッケージをRed Hat Enterprise Linux (RHEL) や RHEL互換のディストリビューションであるCentOSで利用することのできるパッケージ。

こいつを入れておくと、インストール可能なパッケージの幅が広がるので、是非とも有効にしておきたい。


導入は、以下の2コマンドを実行するのみ。32ビットOSの場合は、ダウンロードするURLのx86_64のところをi386に変更してください。

# wget http://download.fedora.redhat.com/pub/epel/5/x86_64/epel-release-5-2.noarch.rpm
# rpm -ivh epel-release-5-2.noarch.rpm


以上をやってしまうと、yumやGUIのパッケージマネージャーで使用可能なパッケージが大幅に増えていることが確認できるかと思います。


他にもyum関連で設定することは、好みに応じて多々あるかと思いますが、まずはここまで。