前々から読みたかったので、余っている図書カードで購入。
この本は、論文やWebなどで公開されている情報をもとに技術的な側面から書かれているとのこと。
まだ、全部は読めていないけど、Google検索の技術的な仕組みから始まり、Googleが巨大になっていくシステムをどうスケールさせてきたか、更にその部分に踏み入り、分散ストレージ(GFSクラスタ)、分散データ処理(Work Queueクラスタ)を別章にして詳しく解説。MapReduceについても分かりやすく書かれています。
私にとって興味深かった、Googleの運用コストの話も1つの章として書かれています。ハードウェアコスト、データセンターのコスト(場所代、電力など)、、、と色々。少し前に話題になったハードディスクの耐久性の話なども。
最後にGoogleの開発体制についても取り上げられていますが、こちらはおまけ程度ですね。
技術書ながら、難しい表現はほとんどなく分かりやすく書かれており、かなり読みやすいと思いました。
全く知識のない方にはしんどいかもしれませんが、普段慣れ親しんでいるGoogleの内部が技術的にどのように動いているのかが知りたい方には、オススメの本です。
Googleを支える技術 ?巨大システムの内側の世界 (WEB+DB PRESSプラスシリーズ)
- 作者: 西田圭介
- 出版社/メーカー: 技術評論社
- 発売日: 2008/03/28
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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