私のSKIPへの思い

Firefox3の全世界公開日と同日の2008/06/17。
企業向けSNSである「SKIP」がインターネット上でオープンソースソフトウェアとして生をうけました。


それまで社内の閉じられた空間とはいえ、ずっと運用してきた私には日の目を浴びたSKIPを見ると感慨深いものです。
ここまで推進してきた上司、関係者の皆様お疲れ様でした。そして本件を承認してくれたTISに感謝。


オープンソース界の歴史に新たな1ページが追加されたことは間違いないと感じています。

2005年10月

上司が、確か試験的にRuby on Railsで作ったアプリを社内で公開するために、当時部門で余っていたサーバに対して、上司の指示の元、RoRが稼動する環境を作りました。

構成は、Linux + Apache2 + FastCGI + MySQLという今思えば普通の構成ですが、ほとんどFastCGIでの稼動情報の無かった当時、そしてさほどスキルも無かった私にとって、繰り返し出るFastCGIのエラーと闘いながら(当時部門にいた開発環境系エキスパートのおじさんと)6時間かけて構築したことは、今でもはっきり覚えています。

2006年5月

半年ほど従事していたPJから、現部門に戻り、社内SNSの運用を、私自身本格的に携わるようになりました。
とはいっても、3人(あと、上司と私の同期)のチームだったので、基本全員プレイでした。私もRoRを勉強しながらコードを書いていましたが、ほとんど素晴らしいコードに書き直されて、今はもう残っていないと思います。

〜2008年6月

フロントエンドのApache2を捨て、lighttpdに置き換えたり(失敗した記憶もありますがw)、全文検索エンジンとしてGoogle Miniを導入してみたり、RoRアプリケーションが増えてきて、フロントエンドにApache2.2を再び採用し、ロードバランサとして動かしたり。その他、Hyper Estraierやmemcachedを使ってみたりなど。

基盤も、開発環境や運用環境にXenやXenベースの仮想化プロダクトを採用し、サーバ仮想化された環境で動かしたり。
そして日々システムのヘルスチェック。システム/業務運用。運営。で、今に至ります。


活性化された社内コミュニケーションチャネルの1つとなった"社内SNS"に、2年半インフラエンジニアとして日々の安定運用に貢献できたのではないかと思っています。


Ruby会議2008のスポンサーセッションでの上司の講演を聴きながら、そんなことをぼんやり思い出していました。


Ruby×Agileによる社内SNS構築事例〜オープンソースへの道〜

SKIPが私にくれたきっかけ

この2年半で私も随分変わった気がします。
社内SNS(=SKIP)やその周辺システムの開発に取り組むチームメンバーも増え、切磋琢磨して技術を磨くようになりました。

そして、アプリケーションエンジニアからインフラエンジニアへ。
コア技術も、今は、負荷分散技術を中心としたWebテクノロジーや、サーバ仮想化技術となりました。


システム運用/改善をしていくうちに、SKIPくん(SNS)やチームのみんな、利用者の皆さんから、色んなことを教えてもらいました。
ということで、次はSKIPくんの発展にも精力を出して恩返しをしたいと思っています。

これから

インターネット上で、はてなやmixiのような、オープンソースを活用して大規模なシステムを構築/運用している方々をみてすごいなーと尊敬している、私のようなエンジニアもたくさんいらっしゃるかと思います。
私もSKIPやコミュニティなどの活動を通じて、少しでもインターネットの世界に影響を与えられるようなエンジニアになっていきたい。
そしてSKIPと共に成長を遂げたい。そしてSKIP梁山泊を作りたいですね!


公開から10日程経ち、なんとなく衝動に駆られて書き連ねてしまいました。


先日、SKIPは、BugFixが中心ではありますが、0.9.1へとバージョンアップをしています。

今後も皆様のご意見を積極的に取り入れ、様々な方々に使っていただけるようなSNSであり続けたいです。
まずは、SKIP自体の雰囲気を確認するだけでも結構ですので、SKIPユーザグループ(ユーザコミュニティ)にアクセスしていただければ幸いです。