UbuntuでGoogle Chromeを動かしてみる

半分ネタではありますが、Ubuntuで今流行りの"Google Chrome"を動かしてみたくなったので。

現在、"Google Chrome"のLinux版はまだ提供されていませんので、Wineを使ってWindows版を無理矢理動かします。

ですので、日本語まわりの扱いがかなり怪しいのと、パフォーマンス面でのアドバンテージもありませんので、このやり方はオススメできません。あくまでネタ扱いで・・・。


というわけで、早速使えるようにしてみます。

Wineをインストール

Wineは、Linux上でWindowsアプリケーションを動作させるオープンソースのツールです。
詳細は、"Wine - Wikipedia"あたりをご覧ください。


Wineは、Ubuntuで提供されているパッケージに存在していますが、最新版を利用するため、以下の手順にてインストールを行います。

$ sudo wget http://wine.budgetdedicated.com/apt/sources.list.d/hardy.list -O /etc/apt/sources.list.d/winehq.list
$ sudo apt-get update

上記のコマンドを実行し、最新版のWineを取得できるリポジトリを追加します。

W: GPG error: http://wine.budgetdedicated.com hardy Release: 公開鍵を利用できないため、以下の署名は検証できませんでした: NO_PUBKEY 58403026387EE263
W: これらの問題を解決するためには apt-get update を実行する必要があるかもしれません

もし、"sudo apt-get update"実行時に上記ののエラーに遭遇した場合は、、、

$ wget -q http://wine.budgetdedicated.com/apt/387EE263.gpg -O- | sudo apt-key add -

上記のコマンドを実行し(実行後、"OK"と表示されます)、再度、"sudo apt-get update"を実行します。

$ sudo apt-get install wine

"sudo apt-get update"コマンドが完了した後は、上記コマンドでWineをインストールします。

$ wine --version
wine-1.1.4

インストール後、上記のコマンドを実行すると現時点(2008/09/09)の最新版(1.1.4)がインストールされていることが確認できます。

Wineを使ってGoogle Chromeをインストール

Ubuntuから、Google Chromeのダウンロードページに行っても、Linux OSを使っているとダウンロードボタンが表示されません。

なので、以下のURLからダウンロードするか、ツールを使ってRefererを誤魔化しましょう。

$ wget http://gpdl.google.com/chrome/install/149.27/chrome_installer.exe
$ wine chrome_installer.exe

上記コマンドでダウンロード&Wineを利用して実行すると、、、


http://farm4.static.flickr.com/3091/2840519310_3ddcfb16ea_o.png

↑のようなウインドウが出現するかと思います。"Google Chromeを起動"ボタンをクリックしましょう。

$ wine "$HOME/.wine/drive_c/windows/profiles/$USER/Local Settings/Application Data/Google/Chrome/Application/chrome.exe" --new-http --in-process-plugins

インストール後の起動は上記のコマンドを実行することでOKです。


https://farm4.static.flickr.com/3152/2839686269_ee96061c3c.jpg

どうも日本語まわりがおかしかったので、私はGoogle Chromeのフォントの設定で"VLゴシック"を利用して使っていますが、、、それでもまだおかしい部分があるので、まだ改良の余地はありそうです。


どちらかといえば、Wineの日本語まわりの設定っぽいのですが。。。
また何か分かれば報告します。


# デスクトップはMacっぽいですが、間違いなくUbuntuです。
# UbuntuのデスクトップをMac OSX Leopard風にするチュートリアル