書籍「AmazonCloudテクニカルガイド」を読んだ

「遅れてしまいましたが...」というメッセージと共に手元に届いた1冊の書籍。Amazon Web Services関連の最新書籍を、著者/編集者様より献本御礼。ありがとうございます！

作者: 李昌桓
出版社/メーカー: インプレス
発売日: 2010/04/23
メディア: 単行本（ソフトカバー）
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今更、改めて書くまでもないのですが、Amazon Web Servicesは、数あるクラウドサービスの中で、おそらく世界最大手のパブリッククラウドサービスであり、日本でも多くの注目を集めています。

Amazon Web Servicesと言えば、Amazon EC2(サーバインフラストラクチャ)やAmazon S3(ストレージ)が特に有名ですが、規模の大小に関わらずWebサービスを構築/運用する際に、手軽かつ安価に使いやすいプラットフォームやインフラストラクチャのサービスが揃っています。

この書籍では、"テクニカルガイド"ということもあり、そういった多くのサービスの機能仕様や具体的な利用方法について詳しく紹介されています。

以下が大項目の目次ですが、Elastic Load BalancingやAuto Scaling、Cloud Watchといった高可用性を実現するオプションサービスや、まだそれほど日本語での詳しい情報が出回っていないAmazon VPCの具体的な操作方法や設定手順まで、技術解説書として幅広い内容がカバーされています。

Chapter 1 アマゾンクラウドの概要
Chapter 2 アマゾンクラウドの準備
Chapter 3 Amazon EC2
Chapter 4 Load Balancing、Auto Scaling、CloudWatch、バックアップ&リカバリ
Chapter 5 Amazon S3
Chapter 6 Amazon CloudFront
Chapter 7 Amazon VPC

私自身も、同じようにAmazon EC2/S3に関する書籍(クラウド Amazon EC2/S3のすべて〜実践者から学ぶ設計/構築/運用ノウハウ〜)を執筆・出版していますが、私の書籍ではどちらかというと、クラウドサービス、特にAmazon EC2/S3/他オプションサービスを利用して、どのようにインフラ・システム運用"設計"を行っていくべきかを主に書いています。その分、細かい利用方法や設定手順については、正直カバーしきれていない部分もあります。(操作・設定手順は、このブログにも書いて公開していますしね)

ですが、今回紹介した書籍では、詳しい機能仕様や設定手順に焦点をあてて触れられており、本格的にAmazon Web Servicesを活用・実際に手を動かして構築しようとしている担当者の方にとっては、技術的なリファレンスとして手元に置いておきたい一冊であると思います。