A Happy New Year 2014

by 3andoo



新年あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願い致します。
3年ぶりに関西の実家で年を越しました。特段変わったことはしていないのですが、昨年から積極的に孫の顔を見せるという不器用な親孝行を実践中です。
さて、例年通り、昨年の振り返りと今年の目標をエントリに書いておこうと思います。

仕事

春頃までは、これまで見てきたサービス内でサブシステムのサービスインに携わったり、バックエンドまわりの改善やパフォーマンスチューニングに務めたりとか色々やっていた気がします。RAIDコントローラとかSSDとかLinuxファイルシステム(主にxfs、時々ext4)まわりのパフォーマンスチューニング・最適化にちょっと詳しくなった気がします。
春〜夏にかけては、中途入社してからずっと見てきたメインサービスから少しずつ離れ、Chefを他各サービスで使えるように整備しなおして展開したりとか、こういう系の地味に各サービス共通で使われる基盤回りの改善をしたりとかしつつ、夏過ぎより、プライベートクラウドの機能開発や検証・基盤まわりの整備をする仕事をしてきました。主にLinux OS/LB/ネットワークまわり。よりテクノロジーへ振ってみた1年だったと思います。


やってきたことは上記のようなことですが、いくつか気づいたことを箇条書きにして残しておきます。

  • 各サービス共通で使えるようなバックエンドの基盤を作っていくことは、これまでの経験が十分に活かされている仕事ではあるが、なんだかんだ言って、サービスを直接見ていたときと比べて、直接的な売り上げ・お金のことから少し離れてしまうこともあって、アドレナリンを感じるシーンが減ってしまったり、役割分担で現場から離れることにより、その時々のニーズを直接捉えきることができなくなってしまうのではないかという不安もある。(ただし、必要以上にコストで優先度を付ける必要性が無いことは、良い面にはたらくこともある。)
  • 上記の話は、昔の会社でR&D(間接部門)にいた時の焦燥感と似ている。この感覚は5年半〜6年前に味わっている話で、その時は社内ベンチャーの立ち上げに参画したっけ。
  • インフラというかバックエンド系のエンジニアとしては、組織内で結構シニアよりの立ち位置になってきていると思う。経験にしても技術スキルにしても、今の組織だと、そう簡単にまわりに負けないくらいの自信は持っているつもり。もちろん知らないことはまだまだ一杯あるし、自分より出来る人なんてビックリするくらいたくさんいることはインターネットの世界を泳いでいればわかるわけで、そういう意味では優秀な人たちともっと仕事がしてみたいと思ったりもする。
  • 一方で、今までのように現場のスキルフルなテクノロジストとして生きていくことは少しずつお腹がふくれてきた気がしているのも事実で、テクノロジーをもっと事業に結び付け、どう価値を生み出すか適切にジャッジするところに責任を持って生きていきたい気持ちが再度湧いてきた。そういう意味では、より広い範囲の技術を(抽象的に)捉えて、各方面の技術者や技術自身と生きた会話ができる必要があると思っているので、そこの視点というか感覚を身に付けていきたい所存である。あれ、5年前もこんなこと言ってたっけ。
  • 組織も大きくなってくると、皆が納得できるビジョンの共有や、方向性・評価をしていくことが難しくなってきていると感じる。特に技術者の評価。(これ以上は書かない。ただのメモ。)
  • あと、今でもそれなりにやりたいようにやらせてもらっている事実はあるが、全体を捉えた上で未来像をやっていきたいこととして押し通すには、やっぱりそれなりのポジションが必要。(これも昔からわかっていた事ではあるが。)


こんな感じで少しずつ志向が変わってきていることを感じる1年であった。これが35歳定年説というやつなのかもしれない。
こんなことを書くと家庭や子供を持つとどうしても・・・みたいな話になって、自分では"たまたま"だと思っているけど、社会人になって10年経ち、7〜8年前の貪欲さとか吸収力と比べると落ちてきているとは思うが、別にやっていけないかもとはまだ全然感じない。ただ志向や方向性が変化してきた結果、表向きは"定年"のように見えてくるのかもしれないし、経験を積んだ結果、引き出しが増えて、判断もある程度合理性に基づいて正確に(と思いたい)できるようになった結果、老害と呼ばれるものに着々と近づいてきているのかも。
自分も含めて色々な人を見ていて最近思うことは、やはり今の自分に満足してしまうとそこで成長は止まってしまう。得意なことばかりをやっていても成長角度は上がらないし、徐々につまらなくなってくると思う。だからこそ、短期・長期目標であったり、ありたい姿を常に考えて、積極的に新しいことに挑戦していくべきなのだろうと思う。新しいことに取り組み、失敗や学びを謙虚に吸収し続けてこそ、成長していけると思うし、これが出来なくなっていく事こそが老害への道なのだろう。(老害キーワード2回目)


まぁ、長々と書いてしまったが、何が正解かはよくわからないけど、結局正解を決めるのは未来の自分自身なわけで、何もやらずに後悔することだけは避けたいので、己を信じて1つずつやりたいようにやるのと、未来の自分への投資となることを、今年も粛々とやっていくだけかなと思っています。やるやる詐欺にならないように頑張ります。
昨年はインプットが多かった気がしているので、今年はアウトプットを出して成果につなげたいところです。

私生活

子供が産まれて1年経ち、家族も含めて大きなアクシデントも無く、無事健康に過ごしてこれたことに感謝します。
すっかり子供中心の生活になっていて、色々大変ではありますが、子供のあの純粋に笑いかけてくれる笑顔に毎日妻と癒されながら生きております。子供も徐々に行動できるようになってきていると思うので、今年は色々と外に連れて行ってあげたいなとも思っています。


車の話。昨年は愛車であるRX-7を手放して、新しい車を買ったことも大きな出来事でした。

コンプリートカーを買ったので、あまり弄らず乗れるかなと思っていたのですが、やはり乗っているうちに気になる点がいくつか出てきてしまったので、ちょこちょこカスタマイズしてしまっています。昨年この辺は全然エントリに書けなかったので、今年のはやいうちに書いてしまおうと思っています。(宣言)
ひとつ言えることは、また車がジャジャ馬への道を少しずつ歩み始めているということでしょうか(汗
とりあえず乗りやすさだけは、大きく犠牲にすることなく楽しみたいと思っています。


あとは、業務じゃないので私生活に入れてみますが、執筆の話かな。久しぶりに共著ではありますが書籍の執筆をしています。
これが思うように筆が進まず、こういうものは自分の中での飽きが来る前にサクッと終わらせないとダメだということを痛感しました。まだ進行形なのでアレですが、関係者の方にはご迷惑をおかけしております。
あと、この執筆に引きずられる形で、他の執筆・登壇のお声がけを本当にたくさんお断りしてしまうことになり、せっかく頂いたチャンスを自ら捨ててしまったこと、そして頂いた期待に応えられなかったことを反省する結果となりました。本当に申し訳なかったです。
また1から出直すつもりで、今年は頑張っていきたいと思っていますので、本年もどうぞよろしくお願い致します。

おまけ

2011年に引き続き、今年も狙っていたのですが、新年1発目のTweetが「2014/01/01 00:00:00」(日本時間)となりました。何かいいことがあるといいなー♪


では、今年もいつもの感じで。それでは!=͟͟͞͞(๑•̀=͟͟͞͞(๑•̀д•́=͟͟͞͞(๑•̀д•́๑)=͟͟͞͞(๑•̀д•́