Amazon EC2/S3を使ってみた - まとめ (Amazon Web Services関連エントリ目次)

Amazon EC2/S3および、その他Amazon Web Servicesについて、具体的な使い方を中心に、これまでこのブログ内で色々とエントリを書いてきたので、このエントリに目次代わりとしてまとめておきます。

今後も関連エントリを書いた際に、以下に追記していきますが、場合によっては記載されている情報が古い場合もありますので、その点はご了承ください。(できるだけ気づいた時点で修正しています。)

# 尚、ここで紹介しているエントリは、全て私(id:rx7)自身が書き記したものです。

Amazon Web Services サービス一覧

AWS Command Line Interface関連

ニュース・関連エントリ

イベント関連・発表資料等

まとめ (2008/05時点)

※以下の見解は、2008/05時点のものです。記述内容が古い場合があります。

Amazon EC2/S3の高い俊敏性

上記のエントリで書いている通り、色々とAmazon EC2/S3を触ってみましたが、、、


オペレーションし始めて、わずか数十秒で自分だけの、インターネット上で稼動する仮想マシン/Linux OSを使い始めることができる、この俊敏性が素晴らしいです。
しかも、仮想化技術の利点を生かし、用意されている複数のLinuxディストリビューションから好きなOSイメージを選ぶことも出来るし、自分で作った環境を好きなタイミングで、稼動させたままストレージに数分で保存することも出来るし、他の人に公開することも出来ます。


色々なLinuxディストリビューションのイメージが揃っているので、DebianでもUbuntuでもFedoraでもCentOSでも何だってすぐに利用できますし、すぐに止めることも簡単です。
実際にアプリケーションを色々なディストリビューションで稼動確認する場合も、すぐに試すことができます。実機だとOSをインストールし直して・・・って考えるだけで面倒くさいものです。
Amazon EC2で既に稼動させているサービスも、これまた仮想化技術の利点を生かして、稼動させている仮想マシンのイメージを複製しておけば、それと全く同じ環境のマシンが別で動かせるので、そこでのテストや検証なども容易になります。

高い柔軟性・拡張性、そして破格のお買得感

リソースが足りなくなったら、1ランク上のリソースを積んだ仮想マシンを使い始めることも出来るので拡張性も有ります。このようにスケールアップも可能だし、複数の仮想マシンを稼動させてスケールアウトさせても良いですね。


料金は1時間単位の完全課金製に加えて、個人でも手の出せる"$0.1〜/1時間"のリーズナブルさ。
一緒に動くストレージ(Amazon S3)も"$0.15〜/1GBあたり月額"と、なかなか破格の値段です。
一般のレンタル専用サーバなんかを借りると、なかなか良い値段しますよね。しかも、大抵は1ヶ月単位〜なので、個人だと少し決断が要りますが、Amazon EC2だと、1日2時間ほど仮想サーバを起動して、勉強したり遊んだりしても、1ヶ月で$6.0程度です。この気軽さが良いですよね。

OSより上のレイヤに集中できる

やっぱり、個人的には、自前でそれなりのインフラを作ろうとすると、電源やネットワーク回線、スイッチの冗長化をどうするかー、とか設置スペースがどうだとかー、その辺の管理や面倒ごとから解放されるのが素敵やな、と思うわけです。OSより上のレイヤに集中して構築/運用が出来るので。


これらをHTTPのAPIコール1つで実現できるAmazonのインフラはよく出来ているな、と感心&今後のAmazon Web Servicesと、それを取り巻くHaaS/PaaS(最近はDaaSも?)の発展に期待です。