※ ちょっと調べたのでメモ。
- 特殊ファイルシステムは、システムプログラムや管理者が、カーネルのデータ構造を容易にするために扱われる。(procファイルシステムがお馴染み。)
- マウントポイントが定められていないファイルシステムは、ユーザが自由にマウントして使用することができる。
- マウントポイントを持たないファイルシステムは、ユーザとのやり取りは行わない。が、ファイルシステムとして見せかけることで、カーネルはVFS(仮想ファイルシステム)層のコードを再利用して、簡単に操作できるようになっている。
- 特殊ファイルシステムには、対応する物理ブロック型デバイスがないため、マウント時には擬似ブロック型デバイスを割り当てる。
| 名前 | マウント ポイント |
説明 |
|---|---|---|
| bdev | なし | ブロック型デバイス |
| binfmt_misc | 不定 | その他の実行形式 |
| devfs | /dev | 仮想デバイスファイル |
| devpts | /dev/pts | 擬似端末サポート |
| pipefs | なし | パイプ |
| proc | /proc | カーネルのデータ構造へのアクセスポイント |
| rootfs | なし | bootstrapフェーズ用のルートディレクトリ |
| shm | なし | IPC共有メモリリージョン |
| sockfs | なし | ソケット |
| sysfs | /sys | ハードウェア構成、デバイスドライバの情報へのアクセスポイント(kernel2.6から存在、ホットプラグにも対応) |
| tmpfs | 不定 | 一時ファイル(swapされない限りRAM上に存在) |