ここ1〜2ヶ月くらい、色々な方に「最近入った新卒に読んでもらいたいLinuxの入門書とかってないですか?」と聞かれることがすごく多かったので、ここで紹介してみたいと思います。
ここで対象にしているのは、会社の新人研修なんかで1〜2日くらいは軽くLinuxに触れる機会があったけど、現場に配属されて、Linuxサーバの構築や運用をするような、Linuxサーバの"運用"初心者であるケースです。多少のコマンドの使い方や簡単な概念はわかったけど・・・の次のステップに上がるタイミングで手にとってみてはどうだろうか、と。
Linuxの教科書 - ホントに読んでほしいroot入門講座
Linuxの教科書 改訂版 (マイコミムック) (MYCOMムック)
- 作者: 高町健一郎,大津真,佐藤竜一,小林峰子,安田幸弘
- 出版社/メーカー: 毎日コミュニケーションズ
- 発売日: 2011/03/31
- メディア: ムック
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私が本屋さんでペラペラとめくった感じでは、これが一番良かったです。
正直、細かい仕組みの話とかはあまり網羅していない感じですが、現場で必ず役に立ちそうな実践よりの内容でした。どこに何があるんだろう?とか、こういう時どこを見ればいいんだろう?とか、仕組みとか概念より(眠くなりそうな話より)、まず手を動かすために必要なことが網羅されている感じです。
Linuxサーバを扱う上で、rootになって諸作業をする方には、一通り読んでいただきたい内容です。実際に構築・運用する上できっと出てくる「?」な内容に答えてくれる1冊になるはず。読む対象がビギナーすぎず、エキスパートすぎない書籍だと思います。
追記:Amazonの在庫が無くなってきたので、楽天ブックスのリンクもw
・root養成講座(前編/後編) ・シェルの賢い使い方 ・ファイルシステム入門 ・デーモンの基礎と運用法 ・クラッキング対策のイ・ロ・ハ ・シスログとcronによるサーバ管理 ・バックアップ&リストアの実践ノウハウ ・サーバとネットワークの性能管理 ・IPネットワークの障害対策(前編/後編)
おまけ:他によく挙がるだろう書籍
Linuxエンジニア養成読本 [仕事で使うための必須知識&ノウハウ満載!] (Software Design plus)
- 作者: SoftwareDesign編集部
- 出版社/メーカー: 技術評論社
- 発売日: 2011/04/08
- メディア: 大型本
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こっちは意外と、仕組みの話が割りと書いてあって、上記で紹介したものよりは、深く理解するための1冊かも。どちらかというと、上記書籍の次に読みたくなるレベルのものじゃないかと。そんな印象。
私は、それよりはまず現場で実践的に使ってみて、より深く理解したくなれば仕組みを細かく見ていけば良いと思います。細かい仕組みの書籍はいくつかあるので、そちらも参考に見比べてもらえれば、と。
サーバ/インフラエンジニア養成読本 [現場で役立つ知恵と知識が満載!] (Software Design plus)
- 作者: SoftwareDesign編集部
- 出版社/メーカー: 技術評論社
- 発売日: 2011/04/08
- メディア: 大型本
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こっちは、Linuxというよりはもう少し幅広く"インフラ"全般にフォーカスをあてられています。
- 作者: 林晴比古
- 出版社/メーカー: ソフトバンククリエイティブ
- 発売日: 2004/07
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- 購入: 19人 クリック: 182回
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ちなみに、私が初めて買った書籍はコレだった。確か。
もう10年以上前で学生の頃だけど。まだ"新"が付いていなかったと記憶。隣に並んでいた独習Linuxよりはわかりやすかったかなw