新幹線ホテルに泊まらざるをえなくなった話を書いておこうか

豊橋駅



6/18〜6/19にかけて親族に不幸があって、四国の山奥まで行っていたのですが、その帰り道に大型の台風4号の影響によって、いくつかのアクシデントに見舞われ、したくもない初経験をしてしまったので、当日のTweetをもとに記念にログを残しておこうと思います。

6/19

大型の台風4号が日本大陸に接近し、四国はほぼ全域で朝7時頃から、大雨・洪水・暴風警報が発令されていました。
諸々のイベントが終わった後、14時半頃になっており、既に外は結構な雨風が吹き荒れている状態。
午前中の時点で、航路や空路はもちろん、JR瀬戸大橋線や高速バスの運転見合わせが決まっていたため、四国でもう一泊してもよかったのですが、翌日に半日かけて870km以上を移動することがしんどかったのもあり、車で来ていた親父と一緒に、高速道路を走って、とりあえず関西にある実家に向かうことにしました。

6/19 15:00〜 四国の山奥から移動開始

本州へ連絡している有料道路もいつ通行止めになるかわからなかったため、15時には出発。この時点で、JR四国の全線で運転見合わせが発表されるなど、かなり強い雨風が吹き荒れていました。
有料道路は、50km/h規制となっていたものの、幹線部分はほぼ全線で営業していました。

16時頃には、大鳴門橋を渡り、淡路島へ。


明石海峡大橋

そのまま17時前には明石海峡大橋をわたって、無事に本州に上陸しました。
この時点で、ある程度台風からは逃げ切れていた状態で、本州での外の雨風はかなりマシなものになっていました。

新幹線もきっと怪しいだろうから、今日は実家に泊まろうかなと思っていたのですが、いい具合に逃げてこれて、かつその時点で新幹線もまともに動いていたこともあって、今日一気に関東まで帰ってみようかという意思が働き始めました。


関西の高速道路は、かなり順調に動いており、当日中に新幹線で帰ることを考え始めました。
18:20には京都駅に到着。車から降ろしてもらい、そのままみどりの窓口へ。

  • 僕「新横浜まで行きたいんですけど、今日新幹線止まりそうですかね〜?」
  • 窓口のお姉さん「この時間に出発するものであれば大丈夫だと思いますよ。」
  • 僕「じゃあすぐに乗れるのぞみのチケットをください。」


こうして新幹線に乗って帰ることにしましたが、これが全ての判断ミス。

6/19 18:43〜 京都駅からのぞみに乗車

僕の乗った指定席の乗車率は、だいたい60〜70%くらいじゃなかったかな。疲れていた僕は、乗った後に以下のTweetをして、そのまま眠りについていました。


ふと気付いたら名古屋駅に着いたところでした。そのまま、またウトウトしてふと気付くと豊橋駅の手前で電車が止まった状態になっていて、車内にアナウンスが流れてきていました。
「ただいま、台風4号が、この列車と並走している状況で、非常に強い雨風のため、ただいま運転を見合わせております。」


おお、、、想像以上に速いスピードだなー、、、、まぁ仕方ないか、2時間くらい動かないかもなぁ・・・くらいにしか、この時は思っていませんでした。

6/19 21:30頃

20時台の頃は、強い雨風で車体が結構揺れていたりしたのですが、21時半くらいになるとほとんど揺れも雨もなくなり、遠くへ過ぎ去りつつある状態でした。

6/19 22:00頃

到着が2時間以上遅れることが決定しつつあったため、車内で特急券の払い戻しのアナウンスが始まりました。
そう、到着が2時間以上遅れると、その列車の特急券については、全額払い戻されるのですよ。(乗車券は払い戻されない。)

車内から台風の気配を全く感じなくなったので、そろそろ回復して運転再開し始めるかなーなんて思っていました。

6/19 22:50〜

はやく帰って自宅でご飯を食べようと思っていたので、車内は何も持ち込んでおらず、お腹空いてきたこともあり、何かを吐き出したくなって、この頃からTweetを開始する。

そう、もう結構お尻が痛くなってきておった。


これは9時間ではなく、8時間の間違い。
この時点では、豊橋の区間について運転見合わせは終わったが、その先の区間で風が強い状態(風速30m以上)なのと、富士川の水位が上昇しているので、運転見合わせによって、電車が詰まっているというアナウンスだった。

6/19 23:45〜

まだ動かない。車内のアナウンスでは動きがわからなかったので、Twitterを見ていると他の列車にのっている人のTweetが散見され、少しずつ動き始めていることを知る。
あと、車内は席の移動が自由になる。そして、逆側の下り列車が何本もすれ違っていたので、そろそろ動くかなと期待を抱く。


6時間も乗ったら、東京〜博多まで行けますよね。

6/20 0:35〜

車内のアナウンスで、名古屋〜京都〜新大阪への折り返し運転の計画があることを知る。
ただし、まだ計画中でどうなるかはわからない感じだった。

6/20 0:50〜

これが全てではないけど・・・。


この頃になってくると、Twitterを見ている方が情報が早いことがわかってくる。


これはビックリしたw
車内は、パソコンをする人、携帯電話をいじる人、本を読む人、本格的に寝始める人など様々でした。


動きが見えないことに、だんだんイライラしてくる。
25時にもなって、動きがわからず、降ろされても進んでも、途中までしか帰れないことは明らかなわけで。そこからの保障はないだろうし。
お腹が空いていたのも大きかったと思う。車内の自販機でお茶と水は買えるものの、食べ物が調達できないのは辛い。だんだんと空気がよどんできて、外の空気が吸えなかったのもストレスだったなぁ。

6/20 1:13〜

新幹線が急に動き始める。どうなるかと思えば車内にアナウンスが流れ始め、次の豊橋駅までで運転の取りやめが発表される。結局、最後まで富士川の水位が高いままなので、静岡駅から向こうは行けないっぽい。


1:20頃、すぐに豊橋駅には到着するものの、駅はごった返し。ここで取れた選択肢は以下の通り。

  • 全額払い戻して、豊橋駅で下車。
    • (切符を維持したままの途中下車は認めてもらえなかった。)
  • 静岡駅まで運転する臨時列車があるため、それに乗って静岡まで行く。
  • 名古屋〜京都〜新大阪までの臨時の折り返し列車に乗る。


ちなみに、静岡行きはいつ来るかのアナウンスは全くなく名古屋方面への折り返し列車が来るのは30分後という。
そのまま駅徒歩10分圏内くらいのホテルにTELするも、ホテルは全て満室。下車して休む可能性は絶たれた。


名古屋駅まで戻ると、どこかホテルがあるかなとも思ったが、ホテルで休める保障もなく、今までのパターンからして、本当に折り返し列車が30分で来るかも不明だったため、先に進んでみようと静岡行きを待つことにする。

6/20 2:00〜

妻とメールをやり取りしていて、通称"新幹線ホテル"と呼ばれる休憩車両が、東京・新横浜・三島・静岡・名古屋・新大阪に用意されているらしい、ということを知る。(この時点で豊橋駅ではアナウンスなし)


ホームでは本当にやることがなかった。
この頃になると、折り返しの列車が到着し、しばらく停車していた。理由はこの後続にいた新幹線の乗客も、この豊橋駅で降ろされ、上記の選択を迫られていたというわけのようだ。


強制降車させられた乗客でごった返した後の豊橋駅

ちなみにごった返した後の足止めされた乗客がちらほらいる豊橋駅の改札前。


豊橋駅のホーム

後ろにいた新幹線がどんどん到着して、乗客がどんどん降ろされ、深夜の2時半だというのに、通勤ラッシュのようなホームとなっていた。談笑するおじさん・おばさん、イライラするサラリーマン、寝始める若者など、様々だった。


他にも、しずるの村上氏とか、ロザンの宇治原氏とか。


まだ余裕はありました。


続々と到着する、後続の列車。

6/20 3:00〜

そして、静岡行きの臨時列車が到着したのが3時前
列車の扱いとしては、20:02発のこだま、東京行きを取りやめて、静岡止まり、という扱いだった。
列車はほぼ満席。(グリーン車以外)


7時間とか遅れすぎだろw

6/20 4:00〜

静岡駅に到着したのは4時
休憩用の通称「新幹線ホテル」(列車ホテル)へ向かう。こっちもほぼ満席だったと思います。
なので、駅の待合室や通路にも椅子が用意され、みんな休んでいました。特に女性は大変そうだった。
僕は、運よく休憩用の車両に座れたので、ここで2時間弱の仮眠を取る。

6/20 6:00〜

休憩用の車両が回送列車になりということで、6時前に新幹線ホテルから強制降車させられる。
そのまま東京行きのホームへいくと、思うように前に進めないくらい、ホームはごった返していた。


みんなマジ頑張ってた。戦ってた。


ずっとホームに止まっていた回送列車があったのですが、予定時刻付近になり、この列車が始発に変わることを知る。
Twitterを見てると、おそらく名古屋方面から来るはずの始発が満員過ぎて乗れず、30分ほど遅れているとの噂だったので、急遽臨時列車になったのではないかと予想。

6/20 6:30〜

無事始発に乗車。乗車率はよくわかりませんが、満員でした。通路も立つ人で埋め尽くされている感じ。


無事、6:33頃に静岡駅を発車。


そりゃあ、列車も満員ですよね。


最初は徐行していた列車も20分後くらいには、ほぼいつも通りくらいの?スピードになっていたと思います。


見る感じ、ほとんどの川は水位が上がっていたのではないかと思います。

6/20 7:55〜

そして、無事に8時前に目的地新横浜駅に到着。
この時点で、京都駅から乗車して13時間以上が経過。まさに壮絶でした。


その後、無事に精算所には特急券の払い戻しを実施。
幸い10番目くらいに並べたのだけど、後ろにざっくり60〜70人くらい並んでいたと思う。

乗車券・特急券


ちなみにネットで調べると、当日から1年以内であれば、後日でも払い戻しが出来るとのこと。
自動改札でそのまま出ると、遅延証明つきの切符が出てくるそうです。(そうじゃない切符のパターンがあるので、その場合は駅員さんから遅延証明をもらう必要があるとのこと。まぁ、当日払い戻せるなら、それが確実そうではありますが)


その後、無事朝マックを買って、無事9時頃には家で帰宅して、遅めの晩ごはん兼朝ごはんを頂きました。
マジで疲れた1日となりました、とさ。

まとめ

台風が来ているときの長距離移動は避けれるなら、絶対に避けましょう。(当たり前)

それでは!=͟͟͞͞(๑•̀=͟͟͞͞(๑•̀д•́=͟͟͞͞(๑•̀д•́๑)=͟͟͞͞(๑•̀д•́


台風学入門―最新データによる傾向と対策

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