なぜかJenkinsを起動させたらパケットロスが多発しまくったのを無理やり直した話

※ まず、はじめに、僕があまりJenkins自体の挙動に詳しくないので、誰か正しい直し方をご存知の方がいらっしゃったら、教えてほしいです。


本題。これは明らかな環境依存下(特にネットワークまわり)での話なのですが、KVM上でのLinux(CentOS 5/6系)な環境で、Jenkinsを起動するとパケットロスが多発して全然使い物にならないケースがありました。
(Jenkinsを落とすと普通に復旧しちゃうんですよね。。。)


で、こんな感じで若手が苦しんでいたので、ちょっとOS上で色々と調べていたのですが、どうもtcpdumpを眺めていると、

11:31:14.427406 IP xxx.xxx.40.102 > 239.77.124.213: igmp v2 report 239.77.124.213
11:31:17.905397 IP xxx.xxx.40.102 > 239.77.124.213: igmp v2 report 239.77.124.213

このパケットが発射された直後に、パケロスが発生することがある、ということがわかりました。パケロスする期間は様々で、一瞬のときもあれば10秒くらい返ってこないことも・・・。

$ ping xxx.xxx.40.102
PING xxx.xxx.40.102 (xxx.xxx.40.102) 56(84) bytes of data.
64 bytes from xxx.xxx.40.102: icmp_req=1 ttl=57 time=6.27 ms
64 bytes from xxx.xxx.40.102: icmp_req=2 ttl=57 time=1.19 ms
64 bytes from xxx.xxx.40.102: icmp_req=3 ttl=57 time=2.78 ms
64 bytes from xxx.xxx.40.102: icmp_req=5 ttl=57 time=3.70 ms
64 bytes from xxx.xxx.40.102: icmp_req=6 ttl=57 time=2.23 ms
64 bytes from xxx.xxx.40.102: icmp_req=10 ttl=57 time=2.14 ms

こういう感じでパケロスが。。。


で、僕がJenkinsの挙動や機能をわかっていなさすぎて、なんでこんなマルチキャストパケットを送ってるかってところなのですが、JenkinsにAuto-discoveringなる機能があって、IGMPなパケット(UDP multicast packet)を放っているとな。


今回は、特に複数台でクラスタを組んでいるわけでもないので、上記だけだったら特に機能しなくても問題なさそうなので、該当パケットを破棄(drop)してやることにしてみた。
(本当は、Auto-discoveringとやらを設定で切れるなら、そうしたいんですが、jenkins力が低すぎてよくわからなかった...w ま、UDP multicastだから、破棄しても問題ないかと思いまして。)


というわけで、力技ですが、iptablesを有効に(起動)して、

# iptables -A OUTPUT -d 239.77.124.213 -p igmp -j DROP

こんな感じで流し込んだところ、問題は再発しなくなりました。


一応、これでjenkinsが使えるようにはなるのですが、そもそも何故この環境だけパケロスが発生するのかっていう根本原因と、↑の設定を入れることによる副作用(僕のjenkins力の問題)がわかっていません・・・w


という具合に、いったんメモ程度な感じでこのエントリに残しておきます。
それでは!=͟͟͞͞(๑•̀=͟͟͞͞(๑•̀д•́=͟͟͞͞(๑•̀д•́๑)=͟͟͞͞(๑•̀д•́


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