Linuxで、OS起動時にマウントされるデバイスやファイルシステム(パーティション)などの設定を記述するファイルは"/etc/fstab"ですが、このファイルの編集は結構敷居が高く、細かくオプションをつけて制御したい場合などは、リファレンスがかかせません。
# /etc/fstab: static file system information. # # <file system> <mount point> <type> <options> <dump> <pass> proc /proc proc defaults 0 0 # /dev/sda1 UUID=041c3fed-20eb-4ccd-bdeb-01d0b6f74bfa / ext3 errors=remount-ro 0 1 # /dev/sda5 UUID=322dc423-65c2-4b8f-8880-5e0f36dfa1bf none swap sw 0 0 /dev/scd0 /media/cdrom0 udf,iso9660 user,noauto,exec,utf8 0 0 /dev/fd0 /media/floppy0 auto rw,user,noauto,exec,utf8 0 0
↑は、Ubuntu 8.04 LTS (Hardy Heron)の公式VMwareイメージで動かしたときの"/etc/fstab"です。
少し例が悪い気もしますが、少なくとも見慣れない方には何がなんだかサッパリではないでしょうか。
そんな"/etc/fstab"をGUIで簡単に設定できるツールが「PySDM」です。
ちょっとインストールしてみたのですが、なかなか簡単に扱えそうだったので紹介。
インストール
Debian/Ubuntuの場合は「Synaptic」パッケージ・マネージャから「pysdm」をインストールしてください。
↓のようにaptでインストールすることも、もちろん可能です。
$ sudo apt-get install pysdm
使ってみよう
Ubuntuであれば、[システム] ⇒ [システム管理] ⇒ [Storage Device Manager] から起動可能です。
こんな感じで、各マウントポイントの設定が出来ます。
いつもながらに項目が多く、慣れないと設定が複雑な"Options"ですが"Assistant"ボタンをクリックすると以下のような画面が立ち上がり、インタラクティブな感じで設定できます。
これはなかなか便利かと思います。それでも分かりにくいとは思いますが・・・。
上部にタブがあるとおり、多くの設定項目があるのですが、こんな感じで比較的簡単に設定できます。
パフォーマンスに関する設定もあります。
動的に設定できるようなルール付けも出来る模様。このあたりはイマイチ試せていません(^^;