- Redmine -もっと手軽にプロジェクト管理!- を書きました&発売されます! - 元RX-7乗りの適当な日々
- id:maedanaの人が激写していたので、釣られて僕も本屋に行ってきた - 元RX-7乗りの適当な日々
にて、宣伝させていただいた通りですが、新しいRedmineの本「Redmine -もっと手軽にプロジェクト管理!」が、7/24より絶賛発売中です!!
- 作者: 倉貫義人,栗栖義臣,並河祐貴,前田直樹
- 出版社/メーカー: インプレス
- 発売日: 2009/07/24
- メディア: 単行本
- 購入: 6人 クリック: 245回
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で、この度、出版元のインプレスジャパン様のご好意/ご協力により、この書籍のプレゼントキャンペーンを実施することになりました!!!
なんと、応募するだけで、3名の方に本をプレゼントしちゃいます♪
詳しいキャンペーンの要綱については、以下のSonicGardenブログのキャンペーンエントリをご覧ください。
・・・せっかくなので、本の内容も少し紹介しちゃいますね(^^;
Redmineのシステムを導入(構築)方法 / システム運用のポイント
私が、この本で担当したのは3章と6章の、所謂インストール(構築)方法と、システム運用の方法です。
3章と6章の目次は以下のような感じです。
# 他の章については、共著者がきっと紹介してくれるはず。
Chapter 3 どうやって導入する? [Windows/Linux/Amazon EC2編] 3/01 Redmineを使うためには 3/02 Redmineをセットアップする手順 3/03 Redmineのホスティングサービスを利用する 3/04 クラウド上でRedmineを利用する Chapter 6 どう工夫して運用する? 6/01 より良い運用を行うための設定 6/02 データのバックアップ/リストア 6/03 Redmineのバージョンアップ 6/04 運用アプリケーションサーバの変更 6/05 Amazon EC2仮想サーバのバックアップ
3章: どうやって導入する? [Windows/Linux/Amazon EC2編]
ここでは、システム導入担当者、すなわちRedmineをサーバにインストールする人を対象に書きました。
Redmineを導入する方法として、
- Redmineを自前のサーバにインストールする方法
- Linux OSへのインストール編
- Windows OSへのインストール編
- ホスティングサービスを活用してRedmineを利用する方法
- クラウドサービス(Amazon EC2)を活用して、自分専用のRedmineを作る方法
ここで、他の書籍や情報源があまりない項目で、オススメの項目は、Amazon EC2を活用したRedmineの準備方法でしょう。
宅内にある自前のサーバへのインストールやホスティングサービスの活用については、割とイメージしやすいかもしれませんが、Amazon EC2を使うということは、どういうことか、どんなイメージになるのかということを少し解説します。(つまり、詳細は本で!!w)
前述の、自前でインストールする方法と、ホスティングサービスを活用するケースについては、それぞれメリット/デメリットがあります。
自前でインストールする方法
- メリット
- ハードウェアリソースを自由に使える。インフラ面を時と場合に応じて柔軟に設計できる。
- 手元に適当なマシンが転がっている場合、それを使うことで最もお金をかけずに環境が作れる。
- デメリット
- ハードウェアからOSまで、全て自分で準備しなくてはいけない。動かすまでに時間がかかる。
- システム運用についても、自分たちでやる必要がある。運用は、真剣にやればやるほど、面倒でしんどい。
ホスティングサービスを活用する方法
- メリット
- 申し込めば、その場からすぐに使い始めることが出来る。導入までのコストが低い。
- 日々のシステム運用(バックアップとか障害対応とか)は、サービス提供者にお任せできる。
- デメリット
- サービスによっては、機能や容量の制限など、そのサービス仕様に従う必要があり、柔軟性に欠けるケースがある。
- ハードウェアリソースは、他の利用者と共有することになるので、時によってはパフォーマンスが出ないケースもある。
クラウド(Amazon EC2)を活用すると・・・
さて、自前でのインストールとRedmineのホスティングサービスの良し悪しを踏まえたうえで、このAmazon EC2を使うと、どう変わるのか、という点ですが、、、
まず、私はこの書籍のために、すぐさまRedmineが利用できるためのAmazon EC2用のOSイメージを準備しました。
簡単に説明すると、Amazon EC2は基本的に(仮想的な)専用サーバのレンタルサーバなのですが、その貸し出されたサーバで準備したOSイメージを利用することで、既にRedmineをセットアップしたばかりの状態のサーバをすぐに利用することが出来ます。
つまり、Amazon EC2でレンタルしたサーバは、Redmineを動かすための全てがインストール済み&稼動済みなので、利用者は、ブラウザからそのサーバにアクセスすると、Redmineがすぐに使えるということです。
しかも、Amazon EC2のサーバは、わずか1〜2分で起動することが可能なため、ホスティングサービス同様すぐに使い始めることが可能となりますし、Amazon EC2のサーバは、$0.1/1時間での課金ですので、1時間あたり約10円から始められます。最低利用期間もないので、利用をやめたくなったらすぐにやめられます。極端な話、1時間でやめられるのです。
# Amazon EC2/S3を使ってみた - まとめ (Amazon Web Services関連エントリ目次) - 元RX-7乗りの適当な日々
その他のいいところも含めて、まとめます。Amazon EC2でRedmineを使うと、、、
- 何もないところから、わずか数分でRedmineを利用できる環境が準備できる。(ホスティングのメリット)
- OSレベルやRedmineのシステム設定のレベルで、柔軟にカスタマイズができるので、機能的制約が少ない。(自前準備のメリット)
- (仮想的な)専用サーバでの貸し出しなので、(ある程度は)ハードウェアリソースの占有が可能。(自前準備のメリット)
- ハードウェアやネットワークのメンテナンスは全てAmazon側で面倒を見てくれる。(ホスティングのメリット)
といったところです。
この書籍では、そんなAmazon EC2でRedmineを利用する方法について、超丁寧に書きました。
興味があれば、是非一度手にとって眺めてもらえると、とても嬉しいです。よろしくお願いします!
・・・長くなったので、6章の内容の紹介については、また改めますね!
まとめ
- 作者: 倉貫義人,栗栖義臣,並河祐貴,前田直樹
- 出版社/メーカー: インプレス
- 発売日: 2009/07/24
- メディア: 単行本
- 購入: 6人 クリック: 245回
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クラウドAMAZON EC2/S3のすべて (ITpro BOOKs)
- 作者: 並河祐貴,安達輝雄,ITpro/日経SYSTEMS
- 出版社/メーカー: 日経BP社
- 発売日: 2009/11/05
- メディア: 単行本
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