Amazon EC2がいよいよ正式サービスへ!SLAとWindows対応を発表

本日付けで、Amazon EC2の"Beta"が外れて正式版となった模様。

Amazon Web Servicesのサイトを見ても、ベータのラベルが外れています。

* Amazon EC2 is now in full production. The beta label is gone.
* There's now an SLA (Service Level Agreement) for EC2.
* Microsoft Windows is now available in beta form on EC2.
* Microsoft SQL Server is now available in beta form on EC2.
* We plan to release an interactive AWS management console.
* We plan to release new load balancing, automatic scaling, and cloud monitoring services.

Service Level Agreement

SLAについては、稼働率99.95%保障だそうです。S3の99.9%稼動より高いですね。というか、この数字は凄いな。$0.1/hourのサーバだよね?さすがAmazonだ。
Amazon EC2のサービスレベルに関する詳細は、以下のリンク先で定義されています。

Windows on EC2

そして、Windows対応については、以前下記のエントリで話したとおりです。


ベータレベルサポートではあるけど、もう使えるようになっているみたいだ。

提供は32ビット版と64ビット版のAMIが用意されていて、価格は周囲の期待通りの従量課金制です!

Linuxのそれより、わずかに高い$0.125/hourとなります。やるなー。
同時に、Microsoft SQL Serverも64ビット版の環境で利用可能になるとの事。


結局、WindowsについてもXenのアーキテクチャ上で動き、I/O(NICとSCSIデバイス)仮想ドライバが提供されているように見える。(間違ってたらごめんなさい。)

これらについては、操作感とかも含めて、近々実際に触ってみてレポートしたいと思います。

Amazon EC2の今後(2009年)

今後の計画についても語られていて、AWS上のアプリケーション構成に関する操作を簡素化してくれるような管理コンソールの提供や、ロードバランシングサービス、自動スケーリングサービス、モニタリングサービスなど詳細は不明ですが、2009年の新機能についても情報が出始めています。


今日は、BetaがProductionになった、ある意味EC2にとって新しいスタートの日。

Amazon EC2は、どんどん進化しているし、これからも進化しようとしている。

これで日本国内のIDCでサービス展開しはじめたら、現状もはや敵なしなのではないだろうか。