意外と知られていないような気がする。
"cd"コマンドで作業ディレクトリを移動した際に、1つ前にいたディレクトリに戻ることができる。
$ cd -
上記コマンドを実行するのみ。
以下に例を書いておく。
[rx7@domU-ubuntu ~]$ cd /var [rx7@domU-ubuntu var]$ cd /tmp [rx7@domU-ubuntu tmp]$ cd - /var [rx7@domU-ubuntu var]$ cd - /tmp [rx7@domU-ubuntu tmp]$
上の例では、"/var"から"/tmp"へ移動した後、"cd -"コマンドで、元にいた"/var"へと戻っている。
が、もう一度"cd -"コマンドを実行しても、さらに1つ前にいたディレクトリに戻るのではなく、戻ろうとした前の元々いた作業ディレクトリに戻るだけとなる。
(「1つ前にいた作業ディレクトリに戻る」の挙動としては正しい)
結局、pushdとpopdを使っていれば、もっと柔軟な移動ができるわけですが、私はあまり使わないなぁ。
手に馴染ませればいいだけな気もしていますけど。
- 作者:山下 哲典
- 出版社/メーカー: ソフトバンククリエイティブ
- 発売日: 2005/05/25
- メディア: 単行本