さっきのエントリ(さらば練馬ナンバー)に書いた通り、車のナンバープレート変更をしました。というよりは、正確には車の名義変更と住所変更の影響で、ナンバープレートが変わったというべきですね。
そもそも私は、練馬ナンバーが比較的気に入っていたのと、変えるとなると、なかなか面倒くさい行事にならざるをえないので、しばらく変更するつもりはなかったのですが、色んな事情が重なり、きちんと変更することにしました。
変更するに当たって、良い機会だったので、全て自力でやってみることにしたのですが、必要書類の多さと、よくわからない手続きが多く、「こりゃ代行業者が山のようにいるわけだ、確かに儲かるわ」と妙な納得をしてしまったので、今回やったことを全部ここに残しておきますwww同じような状況の人たちと、将来の自分のために。
前提
今の車は、自動車ローンを組んで購入したのですが、私の場合は、とうの昔に完済している、という経緯です。
ローンを組むと、車検証の所有者欄は当然、ディーラーやローン会社の名義になります。ローンを完済してから、車検証の所有者欄を自分名義に変えて、初めてその自動車が自分のモノになるという仕組みです。
ですが、ローンを完済しても、別に所有者を書き換える必要性はありません。何故なら、手数料はともかく手続きが面倒くさいからです。そんな理由で私も放置していました。だって、今まで通り、車に乗り続けられますから。
そんなこんなで、その間に私の住まいも引越しで2度変わることになりました。東京都⇒埼玉県⇒千葉県、といった感じです。
本当は、住所を変更(転居)すると、届け出ないといけないのですが、やはり手続きが面倒くさかったので、放置していました。(すいません)
練馬ナンバーだったので、自動車税はもちろん東京都に納めています(これまた、すいません)。車検も法定点検もきちんと通しているし、都税総合事務センターに住所変更の手続きをしておけば、納税的には全く問題ないわけです。
微妙に問題点
さて、ある日のことです。
私がお世話になったローン会社は、結構な大手なのですが、たまたまですが、2年ほど前から財務状況が良くないことを知りました。
まぁ、バックも凄いので、大丈夫だとは思うのですが、このご時世、何が起きるか分かりません。
車の車検証上の所有者はローン会社のままなので、何かあったときに差し押さえ・・・みたいな話になっては目も当てられません。
が、が、2度引越しをしている私の手元には、ローンを完済した証明(完済証明書)がありません。(引越しによるものか、単に送られてきていないのかは定かではありません)
ということで、ローン会社に問い合わせてみたところ、「あ、お客様は完済されていますね。所有権解除のための書類を送りますので、名義変更を行ってください。」とのこと。
そういうわけで、自宅に書類が送られてきたのですが、中にはローン会社の印鑑証明書が入っており、これの有効期限が発行日から3ヶ月。つまり、その期限日までに所有権解除を行わないといけないわけです。
しばらく練馬ナンバーを外すつもりは無かったのですが、この時点で、まぁやむを得まい、ナンバー変更するか、と決意することになったわけです。
あと、住所変更をきちんとしておかないと、あとで手放す時に面倒なことになる、というのもあります。詳しくはこのあと書きます。
必要となる書類/モノ
さて、私が今回行おうとしたのは、所有権解除(名義変更)、住所変更、希望ナンバー取得の3つです。
特に住所変更で面倒だったのは、私が2度の引越しで、東京都⇒埼玉県⇒千葉県と移り住んでいる以上、車検証の使用者の名義(名前、東京都の住所)が、今の私の住まいの住民票から確定できないことです。
住民票には、今の住所と、前の住所が書いてありますが、前々の住所までは記載されていないわけです。さて、どうしようかと思っていたら、前々の住まいの管轄の役所に行くことで除票(除かれた住民票)が取得できることがわかりました。
ちなみに、この除票は、住民票が除かれてから5年間のみ情報が残っているようです。つまり、5年以上経つと発行できなくなってしまうので、手続きが面倒になるみたいです。(戸籍から辿る?らしい)
では、これらを踏まえた上で揃えたモノを以下に挙げておきます。
(今回の例は、旧所有者がローン会社、新所有者が私自身となります)
- 譲渡証明書
- 旧所有者が発行してくれる
- 委任状
- 旧所有者が発行してくれる
- 旧所有者および新所有者の印鑑証明書
- 有効期間は、発行日から3ヶ月
- 車検証(自動車検査証)
- 住民票
- 複数回引越している場合、車検証の使用者(住所)に辿りつくための、除票も必要
- 車庫証明書(自動車保管場所証明書)
- 今の駐車場のものを、管轄区域内の警察署で、事前に申請・取得しておく
- 実印、認印
- 工具
- ナンバーの取り付け/取り外し時に、マイナスドライバーが必要です
- (希望番号予約済証)
- 私は、事前にインターネットから申請・申込・支払を行っていたため、当日陸運局で受け取りました
- (自動車税納税証明書)
- 必要と書いてあるサイトがありますが、今回私には、必要なかったようです(提出を要求されなかった)
- (自賠責保険証明書)
- 必要と書いてあるサイトがありますが、今回私には、必要なかったようです(提出を要求されなかった)
- お金
- 印紙代とか、ナンバープレートの交付費用とか、細々と必要になります
- 今回、私は希望ナンバーの代金を事前に銀行振り込みで行っていたので、印紙代(\525)のみでした
上記の書類は、事前に揃えておくようにしましょう。
ちなみに、希望ナンバープレートは以下のサイトから申し込みましょう。
申し込み ⇒ (抽選 ※対象ナンバーのみ) ⇒ ナンバー仮通知 ⇒ 代金支払い(銀行振り込み等) ⇒ ナンバー確定
の流れです。ナンバーは確定してから、予約証を受け取るまでの猶予が1ヶ月しかないので、注意しましょう。
いざ陸運局へ
上記の、事前に揃えたものを全て持参して、陸運局へ行きましょう。
窓口の時間は、お住まいの管轄の陸運支局へ確認してみてください。私のところは、平日の8:45〜11:45、13:00〜16:00となっていました。
さて、陸運局へ着きましたが、素人なので右も左もわかりません。窓口のお兄ちゃんに手続きの順序を教えてもらいます。
ここで気をつけなければいけないかもしれないことは、おおいに人によるのですが、役所仕事体質の事務員さんは必要最低限のことしか教えてくれません。要は、きちんとやりたいことを全て伝えて、不明点は全て聞いておいたほうが良いということです。
例1:
「今日は、名義変更と、住所変更をしたくて伺ったのですが・・・」⇒ ×
「名義変更と、住所変更、あと希望ナンバーを取得したいのですが・・・」⇒ ○
この違いだけで、10分を無駄にしました。
例2:
相手:「この用紙を書いて、隣の建物の1番へ行ってください」
私:「はい、わかりました」
⇒ ×
相手:「この用紙を書いて、隣の建物の1番へ行ってください」
私:「この用紙はどうやって書けばよいですか?」
相手:「隣の建物に見本がありますので、それをみてください」
私:「はい、わかりました」
⇒ ×
相手:「この用紙を書いて、隣の建物の1番へ行ってください」
私:「この用紙はどうやって書けばよいですか?」
相手:「隣の建物に見本がありますので、それをみてください」
私:「こちらの用紙(別のもう1枚)の見本もありますか?」
相手:「それは、この建物のそちらになります」
私:「ちなみに、この2枚の用紙は、両方とも隣の建物で提出しますか?」
相手:「いえ、こちらの用紙は隣の建物で、こちらの用紙(もう1枚)は、隣の窓口です」
私:「申請する順番は?」
相手:「こう〜こう〜の順番です」
私:「はい、わかりました」
⇒ ○
ま、つまりは、私の場合、聞いた人が良くなかったのかもしれません。
陸運局で記入する申請書
さて、陸運局でさらに必要になるというか記入する書類は、以下の3つです。
- 申請書
- (移転登録、変更登録・・・などに必要、1枚)
- 自動車税・自動車取得税申告書
- 手数料納付書
これらは、陸運局で入手できるので、その場で記入してしまいましょう。
手順
おおまかには、以下のような感じです。
- 窓口で、必要な申請書を受け取って、手数料を支払う
- 受け取った申請書を、見本を見ながら(もしくは教えてもらいながら)書く
- 申請書と、事前に揃えた書類を、あわせて提出する
- チェック完了後、新しい車検証が発行される
- 併設の自動車税務所で、自動車税・自動車取得税申告書を提出する
- 完了したら、自分の車のナンバープレートを外す(封印を外すのにドキドキ)
- 古いナンバープレートと引き換えに、新しいナンバープレートがもらえる
- 新しいナンバープレートを取り付けたら、封緘係員に、車体番号を確認してもらった後、ナンバーに封印をしてもらい、新しい車検証を受け取る
- 安全運転で帰宅する
いつものことですが、同じような内容を何度も紙に書くことになります。
「こちら車検証を丸写ししてください。」と案内する内容なら、コピーを添付にしてくれ〜〜〜。こちらが書く手間と、窓口の方がチェックする手間が省けると思うなぁ。その辺を効率よくできたら、シンプルになって申請もわかりやすくなるし、混雑も緩和されるはず。
ま、そんなこんなで、手続きが済むと、以下のように車検証上も、ナンバーも生まれ変わります。
まとめ
陸運局での作業ですが、私は1時間ほどかかりましたが、慣れていたら30分くらいじゃないでしょうか。
つか、このブログを見ながら進めれば、あと20分は短縮できたなw
ケースや陸運局によっては、上記の記述内容が全てあてはまらない可能性もありますので、参考までにしてください。
では、良きカーライフを。ノシ