デブサミ 2020 に参加して感じたこと #devsumi

今年もデブサミ2020 (Developers Summit 2020) に参加させてもらうことができました。

多分、はじめてデブサミに参加したのは2008年だったかなぁ。いや、2007年だったかも。
そこから、確か2013年あたりだけ参加できてなかったけど、それ以外は毎年参加させてもらっている (フルタイムではないですが) はずなので、多分今年で12回目くらいの参加になります。

当たり前ですが、流れの速い IT 業界なので、トレンドが変わってくると、客層もかわり、それにあわせてテーマも変わり、と毎年少しずつゆるやかに雰囲気も変わってきている気もします。
こういう場を継続して実現させてくれている翔泳社様ならびにスタッフの皆様にはとても感謝しています。


今年も、色々参考になる話を聞けて、勉強になったというか刺激をたくさん頂いた会ではありましたが、例年以上に、耳が痛くなる話がすごく多かったと感じた。

具体的には、プロダクト開発における QCDS の話をいくつか聞いたというのもあるけど、近年関わっているいくつかのプロダクトも上手くいっている面とそうではない面があって、ケースによってバックグラウンドが複雑であったり様々なので、場合によっては常に理想的な選択を取れないこともあり、それではこういう部分で問題が出るんだよ、と問われ続け、そうだよなぁ、そうなんだよなぁ、と反省するシーンが多かったです。


デブサミに関わらず、ここ数年で参加させてもらったカンファレンスでは、行くことで正直めちゃめちゃ新しい知識を得るということは実はそんなになくて、それとは別に得られる大きな収穫としては3つあります。


1つ目。参加したセッションで聞く内容のエッセンスが、普段自分が考えている事と、そんなに大きくズレていることがなく、ああ自分の考えや選択は間違ってないんだな、と背中を後押ししてもらう感覚を得るという事。
事例ベースで他所のケースではあるんだけど、こういう取り組みをしたら、こういう結果になったよ、という話を聞くと少し安心感が持てます。ああ、このまま進めていいんだなぁ、と承認してもらう感じ。

2つ目。↑でも書いた耳の痛い話で、1つ目の裏返し的な話ではあるのだけど、こうするとこういう問題が起きるよ、という話を聞いた時に、少しでも近しいシチュエーションに身に覚えがあると、それはダメなんだよ、とちゃんと講演の中で教えてもらえる事。
この歳・このポジションになってくると、普段自分にダメと言ってくれる人や場面は、ほとんどなくなってきていて、本当に自分の選択が正しいのかどうか不安になることが多々あります。老害になっていないかなぁ、とか。もちろん、普段の環境で対等に議論できる仲間やコミュニティを作ることも重要なわけですが、こういう学びを得られる機会は本当に貴重だなぁ、と思うわけです。

3つ目。特にデブサミはそうなのですが、同窓会という感覚があります。昔からの知り合いに会って、懐かしい話をしたりとか、情報交換させてもらったりとか。昔の仲間が頑張っている話を聞くとすごく刺激になるし、そこから新しいビジネスや繋がりが生まれることもあって、こういうのはすごく嬉しい。こういうコネクションやコミュニティはめっちゃ大事。


↑のような刺激を得られる場は、すごく価値があるので、来年以降も継続的に参加したい。

個人的には、壇上に立たせてもらったことも3回ほど(2010、2012、そして2009は登壇者のサブ的なサポートの立ち位置で、おまけみたいな話しかしていないので、厳密には2.5回かな)あり、そこから新しいコネクションがたくさん生まれたのと、自分もそうさせてもらったように普段の気付きや学びを少しでも他の方々に還元できればとは思っているので、また壇上に立てるよう精進していきたいものである。


今回のセッションで papanda が話していたセリフだけど、一言でまとめると、ほんそれ、です。

それでは! =͟͟͞͞(๑•̀=͟͟͞͞(๑•̀д•́=͟͟͞͞(๑•̀д•́๑)=͟͟͞͞(๑•̀д•́


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