アーロンチェアの12年保証を活用して座先端クッション + ポスチャーフィットのパッドを交換

今から約12年前、本の執筆で腰を壊した時に、その時に出版した本の印税で購入したハーマンミラー社のアーロンチェアが我が家にはあり、今もそれを愛用しています。

(当時、その事をこうしてエントリーも書いていたみたい・・・。)


で、近年気になっていたのが、座先端 (座面の前方) にある、フロントインサートフォーム (通称: バナナクッション) がボロボロになってきていて、ある日、ポロッと外れて下に落ちてしまいました。

それからクッションが外れては、中に入れて押し込み、、、を繰り返していましたが、とうとう毎日のように外れるようになってしまいました。クッションは経年劣化でボロボロになり、外れるたびにクッションのカスがゴミのように床に落ちてしまっています。

じゃあ、このクッションを買い換えるかぁ、、、と思っていたのですが。

ハーマンミラーのオフィスチェアは12年保証

アーロンチェア、というかハーマンミラーのオフィスチェア・プロダクト製品は、なんと12年保証をうたっています。

https://hermanmiller-maintenance.jp/12%E5%B9%B4%E4%BF%9D%E8%A8%BC/

製品を購入したのは2009年8月。

当時、楽天のショップで購入していたのですが、よくよく調べてみると、ハーマンミラーの正規販売店であり、今もしっかりと営業されていました。
当時の私、ちゃんとしたお店で買っていたみたいで、これはGJ。

ということで、物は試しとダメ元でショップに問合せしてみたところ、すぐに返信いただき、

1. 椅子のあるご住所とお電話番号
2. お修理希望箇所の不具合がわかるようなお写真
3. 椅子座面裏面に貼ってあるシールすべてのお写真

こちらの回答が必要とのことで、記載して返信したところ、すぐにメーカーへ手配してくださり、数日後にメーカーより交換用のバナナクッションが送付されてきました。素敵。

座先端(バナナ)クッションの交換

交換用のバナナクッションと一緒に、取り換え方法の説明書が同封されていましたが、そこには、既存のクッションを取り外して、そのまま新しいクッションを元あった位置に挟みこむ方法が記載。

これだと、両面テープ跡も積もった埃も綺麗にならないな、と思い、ネットで調べてみると、座面を取り外してバナナクッションを交換していらっしゃる事例を発見したので、トライしてみることに。

尚、結論を先に書いておきますが、座面の取り外し・再度の取り付けは、汚れは綺麗になりますがあまりオススメしません。かなりパワーを使うので、女性だとしんどいかも...


まず最初に、座面は12点でネジ留めされており、座面の裏側から取り外していきます。↑の画像の赤丸の部分ですね。ネジは座面を取り囲むようについています。

ちなみに、私は再度取り付けの際に、位置合わせが面倒そうだったので、背もたれ直下の部分の2点は外さず、10点だけ外しました。


前面側から、プラスドライバーを使って、順にネジを取り外していきます。
するとこんな感じで、座面が徐々に外れていきます。


座先端のバナナクッションが取り付けてあった位置にアクセスできるようになりました。

私は既にバナナクッションを取り外した状態で作業したので、こんな感じですが、両面テープ跡や長年使っていた汚れが残っています・・・。 (汚くてすみません...)

(あと、部屋が汚かったので、関係なさそうな部分は、画像に一部モザイクを加えています。ご了承ください...)


まずは、可能な限り、埃汚れを綺麗に拭き取り、両面テープ跡は、シールはがしを使って取り除きます。(これまた汚くてすみません...)


テープ跡を落とし、清掃した後の図。綺麗になりました。


さらに念のため、シリコンオフのスプレーを吹きかけて、油分をきっちり落とした上で、新しいバナナクッションを取り付けます。
裏側に両面テープがくっついているので、位置合わせしながらペタリと取り付け。


あとは、座面を取り付けるだけ。取り外した工程と逆のことをしていくだけです。

ここで、大変なのが座面そのものの取り付けです。かなり力を要するので、ちょっと覚悟が必要・・・。
コツは、背もたれ側から1つずつ確実に締めて取り付けていくことです。それなりに力がいるので、誰かに手伝ってもらえると楽かもしれません。
私は1人で行いましたが、大人の男性じゃないとちょっとキツいかなー、という肌感です。


ちなみに、新品と、使い古した、バナナクッションの比較写真です。
写真だと伝わらないですが、ボリューム感と弾力が全然違います・・・。

取り付け後に、実際に座ってみましたが、明らかに座先端部分の感触というかサポートのボリューム感を体感できます。新品の頃ってこんな感じだったんですねー。良い。

ポスチャーフィットのサポートパッドの交換

さて、バナナクッションを交換してリフレッシュ感が満喫できたので、アーロンチェアのメンテナンスの定番、ポスチャーフィットのサポートパッドも交換したくなってきました。

こちらは、使用の上でさほど不便を感じることは正直なかったのですが、確認してみるとそれなりにヘタってきており、力がかかる部分はボロボロになって削れていることもあり、ポスチャーフィットサポートパッドについても写真を添付して問い合わせてみると、こちらも交換してもらえることに。

で、メンテナンスの必要があると認められた場合は、メーカーから交換部品と一緒に交換方法の簡単なマニュアルが送られてくるのですが、それ以前に、メンテナンスの依頼をする際に、サポートパッドの状態を写真に撮って送らないといけないのですが、そもそもこのサポートパッドの外し方がわからないw という状態で少し困ったので、ここに外し方 (交換の手順) を記載しておきますね。


ポスチャーフィットサポートパッドの交換は、割と簡単です。慣れている方なら1分くらいで終わるレベル。


まず座面右後ろのこのレバーを左側に回すと、ポスチャーフィットのサポートがゆるくなります。


このポスチャーフィットを支えるワイヤーが緩くなっていると思うので、これを上側にずらすと、すっぽり抜くことができます。


で、ここを上に揺らしながらずらしていくと、外れると思います。
(サポートパッドは交換済みの状態で写真を撮ったので、サポートパッドが既に綺麗な感じですがスルーでw)


ポスチャーフィットのパッドの裏側はこういう感じで、C型の受け口になっているので、ゆっくり力を入れて引き離していくとパッドが外れると思います。
(ちなみにアーロンチェアの年式によっては、この受け口がC型ではなくO型になっているものもあるらしいです。その場合は、ネジを回して横棒を取り外す感じで行うみたい。)

で、新しいパッドを取り付けて、元に戻していくだけ、です。


ちなみに、こちらも新品と、使い古した、ポスチャーフィットサポートパッドの比較写真です。
前述ですが、もたれる際など、よく力のかかる部分は削れてへたってきています。

メンテナンスをしてみて

交換後の図。こうして見た目はほとんど何が変わったのかわからない感じですが、バナナクッションもポスチャーフィットのパッドも弾力がしっかりあるので、椅子に座ると変わったことがはっきりわかります。

座先端クッションもポスチャーフィットのパッドも、ヘタってきたら絶対に交換した方が良いです。座った時のサポート感が違う。これは間違いない。

長らく使っているけど、そういえばメンテナンスしたことないなーって方は、一度状態を確認してみることをオススメします!
正規ルートで購入した方は、状態によっては保証が効く可能性があるので、トライしてみてもよいかもです。

昨年より、リモートワーク主体の生活になりましたが、体 (腰・背中・肩等) の調子が良いことを考えると、改めて良い椅子を使っていてよかったし、購入後12年経っても (こうして一部消耗品のメンテナンスは行いましたが) 普通に問題なく使えていることを考えると、投資対効果は悪くないなと感じています。

今日はここまで。それでは!=͟͟͞͞(๑•̀=͟͟͞͞(๑•̀д•́=͟͟͞͞(๑•̀д•́๑)=͟͟͞͞(๑•̀д•́


↑ちなみにAmazonで、純正ではないバナナクッションが安めで販売されていた。レビューを見ていると悪くはなさそう。