ナローバンドを知らないユーザ

最近、すっかりブロードバンドな世の中になりました。
このページもかなりのブロードバンダー向けのページです。マルチメディアファイルも結構使っていて、帯域の狭い人には申し訳ない作りになっています。


さて、私はSIerで働いていて、SIerとは趣の異なった社内向けのSNSの開発・運用をしています。
一応、利用者は皆さんSEなわけなんですが、そこで最近感じることはSEでもナローバンドを知らない人たちが意外と多いなぁということ。多分ですけどね。


というのは、例えばアップロードされ貼り付けられる画像にビットマップ(bmp)ファイルが割とあるということ。
そんなものシステム側で変換してしまえば問題ないよ!という話はまぁ置いておいて。。。


ネットワークおよびサーバリソースのコストが安くなってきて、そんなことをあまり気にしなくてもよくなってきているのは重々承知です。が、それを除いても転送量およびページサイズが少ないほうが、相手にとってもページレスポンスが良いはず(ネットワーク的にも、サーバ・クライアントリソース的にも)。
でも、そこが気にならないのは、おそらくナローバンドをほとんど体験していないからなのかな、と思ったりしています。


昔は、メールに添付するファイル容量も、数十キロバイトですら神経質になる・意識する時代でした(意識していない人も多かったけど)。いまや、平気でメガバイト単位の添付ファイルが貼り付いているメールが平気で流れていたりします。
でも、私はメガバイト単位のメールが流れていることに対しては、別に問題ないんじゃないかなと思います。前述したように各リソースのコストが安くなってきているので、自分のまわりと相手方の迷惑にならない前提があった上でなら。ある程度整備の進んだイントラネット内(社内)なら尚更ですね。メールサーバも冗長化された上で十分なリソースを持っていたりしますから。
# それでも昔の名残か、多少気にはなりますけどね(^^;


が、一番気になるのは「圧縮」を全く行わない上で平気で大容量ファイルのやりとりを行っていたりすること。気にしすぎなのかなぁ、なんて思ったりもしますが、なんだかなぁ・・・と思うのです。
# 一度そのあたりのインフラ整備・運用をやってみれば、ちょっとは気になると思うんだけど。


長くなりましたが、帯域が細くてデータのやり取りに色々な工夫を行っていたナローバンド世代の人間(ピーピー・ガーガーを聞き慣れたおっちゃんとも言いますねw)にとっては、やっぱりそういった細かいことが少し気になったりするのです。
ビットマップファイル等、非圧縮なファイルを貼り付けたりしている割に、ページの表示が遅いとか重い、とか言われるのはお門違いだと思うのです。JPEGとかPNGに変換して貼り付けてね、ちょっと面倒だけど協力してね、と。
が、お客様の言うことは正しい(笑)し、制限を一杯設けるのもあまり好きではないので、全てシステム側で吸収(サーバサイドで、ファイル変換したり転送データの圧縮をしたり...etc)してやればいいだけの話なんですけどね。


今日書いた話は、別に社内SNSとか社内メールに限った話ではないです。
・・・すっかりとりとめのない話になってしまった。