GoogleのOS「Chromium OS」を触ってみた

Googleの新しいOS「Chromium OS」がOSSとして公開されたようなので、少し触ってみました。

ところで、"Chromium OS"と、"Chrome OS"の2種類が世間では名前として出ているのだけど、正しいのはどっちなんだろう?
"Google Chrome OS"のオープンソース版がChromiumプロジェクトという名前ってことでFA?


今回触ってみたのは、これ。


さて、まず感想から。


とうとうヴェールを脱いだGoogle OSですが、その出来は見事なまでにシンプル!オペレーティングシステムというよりは、ブラウザオンリーシステムです。

シンプルが故に、コールド状態からブラウザが起動するまでも速いし、ブラウザしかないことでセキュリティー影響範囲も狭い低スペックなネットブックでも十分動く、ブラウザなので操作も簡単・シンプルと、見事に割り切った"OS"です。

そして、データは全てクラウド上で持っている前提なので、どのマシンからでも同じデータにアクセスできるし、ローカルにデータを持たない分、完全ではありませんがセキュアと言えるでしょう。


企業でシンクライアントの導入が進んでいるように、数年後にこういったOSが使われる日が当たり前のように来るのかもしれません。今以上にクラウドの利用が普及すれば、それは必然と言えます。

さて、起動してみる

巷で言われている通り、起動までの時間は結構早かったように思います。

ここでは、Gmailのアカウントとパスワードを入れて認証します。(!)
完全にオンライン前提の作りになっているようですね。

サインイン中...

OSログイン後

ブラウザがポツンとある感じです。
デフォルトでは、GmailとGoogleカレンダーのタブが開いていて、当然ログイン済みの状態で開いています。

Google日本のトップ。
このように"OS"というよりは、Chromeという"ブラウザ"を使っているような感じです。


端のタブを開くと、Googleのサービス群のアイコンが現れる。ショートカットな感じ。
当然ですが、Googleのサービス利用が前提な作りですね。


右上の3つのボタンの一番右端のもの。
設定もほとんどブラウザに関するものです。


真ん中のボタンは、ネットワークに関する設定です。

ターミナル

"Ctrl + L"を押すとターミナルが開きます!
Unix/Linuxぽくも使える。


"cat /proc/version"や、"cat /etc/lsb-release"してみると、この通り。

その他

タスクマネージャ的な。


タスクマネージャ内のリンクから、メモリの使用状況も確認できる。


設定いろいろ。