退職のお知らせ

私事で恐縮ではありますが、2010年7月31日をもってTIS株式会社/SonicGardenを退職することとなりました。


振り返れば、2004年に新卒で入社して、およそ6年と少しばかりを過ごしました。

最初の2年の半分くらいはSIっぽいこともしましたが、それ以降は技術部門で、「社内にはてなを作る・社内にWeb2.0を持ち込む」と始めたPJチームに参画し、超アジャイルな上長のもとで、社内Webサービスの企画・運営(運用)や、部のミッションでもあった先端技術の検証や、それらの現場への導入を行ってきました。この辺は、お客様企業内や、社内のことなので、あまり書けることはないのですけどね。

また、最後の2年は、社内ベンチャーカンパニーであるSonicGardenの立ち上げから参画し、クラウドサービス(Amazon EC2)を活用したSaaSビジネスの展開・Webサービスの運用や、クラウド導入支援などを行いました。

・・・最初の2年以外は、ずーっとRailsのサービス(時々Java)に関わってきたなぁ。


個人的には、この間、寄稿記事や書籍の執筆、内外部イベントの講演等、たくさん行うことができました。(詳しくはプロフィールを)
当たり前ですが、最初からこんな色々な話が舞い込んでくるわけがなく、若造の頃に上長からパスをいただいたことにすごく感謝している。大昔に教えてもらった「上司の仕事は、責任を取ること(判断すること)と、部下にチャンスを与えること。」を私も今後必ず実践したい。あと、外部での活動については、会社広報の方にも大変お世話になりました。こうした外部での活動を(業務外ではあるが)、あたたかく見守ってくれた会社・組織にも改めてお礼申し上げます。


あとは、業務の機密情報以外は(例えば技術情報などは)、外のブログで公開しても良いという風習があったことも大きかった。こうして、このブログに多くのことを書き溜め、時には大きく注目され、それがまた次のチャンスにつながっていくということを多く実感できたと思っている。どこかで読んだ「多くを与える者は、多くを得ることができる。」というのは、こういうことにもあてはまるのだな、と。


さて、居心地の良い環境、今のポジション、および自分をここまで成長させてくれた組織を抜けるのは心苦しいものがありますが、自分の技術の幅を広げるために、これまで出来なかったこと・取り組めなかったことに挑戦しようと決心し、こういった形を取りました。

ここ数ヶ月は、新事業の推進ということで、エンジニアリングだけではなく、営業やらマーケティング活動やら、色んなことをさせていただいていて、非常に良い経験を積ませていただいていましたが(どれも中途半端だったかもしれませんが)、やはり私のコアは技術志向のエンジニアであること、まだ成し遂げていない・極めきれていない分野のWebテクノロジーに取り組みたい気持ちが大きくなってきました。

色々と考えた末、「何か大事なことをやめると決めないと、新しいことはできません。」の言葉にもある様、ここで1つの区切りを付けようと決心した次第です。


今後は、少し充電した後、エンジニアとして新しい挑戦への第一歩を踏み出します。その"山頂"に登ることができれば、また新しい視界が拓けるのだろうと思っています。その取り組みについては、またこのBlog(id:rx7)やTwitter(@namikawa)でご報告できればと思っています。

これまで仕事でお世話になった皆様、また私を大いに支えてくれたSonicGardenの皆様、本当にありがとうございました。この場を借りてお礼申し上げます。またお目にかかる機会もあるかと思いますので、今後ともよろしくお願い致します。

おまけ

同期から送別の品としてプレゼントをいただきました。

送別の記念品

送別の記念品

ケース付きのお箸です。お箸やケースに名前等を印字してもらいました!
記念に残る品を、ありがとうございました!