マイホームを購入&引っ越しました、までの道のり

自宅の表札



春先より色々と検討してきた結果、マイホームの購入を決意し、話を進めてきました。

このエントリは(いつもと同じく)至って私的な内容ですが、家を買おうかなと考えている人の参考になればと思い、ログとして残しておきます。


元々、私は関西の出身で、社会人になると同時に東京へ。いずれは生まれ育った関西へ帰りたいと思う気持ちがあった(今も漠然とある)のですが、結局社会人になって7年たっても、目処とか計画はまったくなく、仕事等色々考慮して、もうしばらく関東に住もうと考えていました。

で、今年の頭の結婚を機に、2LDKの賃貸マンションに引っ越したのですが、やはり駐車場付きだと、そこそこの値段になってしまうこともあり、支払っているコストを考慮すると、もう買った方がいいな、と。
というわけで、春先くらいから色々と見て回ろうという話になりました。

購入の検討

私も妻も、元々は田舎の一軒家で育っていることもあって、希望的には、

注文住宅 > 建売住宅 > 分譲マンション

となりました。
で、住宅のハウスメーカー自体にこだわりはなかったのですが、色々な話を聞いていると、出来はともかく、やっぱり大手だと後々の保証が安心という結論となり、大手ハウスメーカーの展示場をまわってみることにしたわけです。

土地・家探し

そこから、大手ハウスメーカー数社と注文住宅を前提に話を進めましたが、それ以前に、なかなか条件に合う土地が見つからず、土地探しと並行して建売住宅も見始めました。毎週末、土地も建売住宅もたくさん見学しました。30件くらいは見たんじゃないかな。
建売の魅力は、割安になるところと、完成品が見れるので、そこからブレないところです。注文住宅だと、いざ完成してみると色合いとかサイズのイメージが異なる、なんてことは少なくないようで。


が、なかなか、自分にとっての条件を満たす物件は多くありません。よく言われたのは、「自分にとって100点となる物件はないですよ。80点くらいの物件が見つかったらそれが合格ラインです。」という言葉。途中、自己採点で80点の物件を見て、これならまぁ・・・と妥協して決めそうになったこともありますが、粘り強く、少し疲れながらも物件周りをしていたら、ようやく納得できる物件にあたりました。

大手ハウスメーカーの建売物件です。見た日に、そのまま仮申し込みをして、その1週間後に本申し込みをしました。


ちなみに、大手ハウスメーカーの土地・分譲地、注文住宅、建売住宅を一括して探したい場合は、以下のサイトがオススメです。首都圏のみとなりますが、大手ハウスメーカー8社の情報を横串で検索できたり、新着情報が確認できたりします。

建売住宅を探すに当たっての条件

私と妻が最終的に、物件を見るにあたって念頭においていた条件(こだわり)は以下となりました。

  • 駐車スペースが2台分あること
    • どのような形であれ最終的に屋根が付くこと
  • 家の前の接道幅が4.5m以上あること
  • 可能であれば対面キッチンであること
  • 外壁は汚れにくい材質であること
  • 収納スペースができるだけ多いこと
    • これは主観で判断していた
  • 勤務先(渋谷)までドアtoドアで1時間以内で行けること
    • 乗り換えは1回まで
  • 最寄りの駅から徒歩圏内であること
    • 基準は徒歩20分以内、30分以上はNG
  • 予算の範囲内におさまること
  • メンテナンスに不安がないこと


どこかは妥協しなきゃいけない点があるかなと思っていましたが、奇跡的にも全て条件をクリアできる物件が見つかったわけです。

特に、私がこだわった駐車スペースについては、屋根がある地下車庫で2台分おけるスペースがあり、これは満足です。接道幅も5.5mあり、大きい通りに出るまでの道も十分な幅があり(坂も多少ありますが...)、車の運転が得意ではない妻でも、それなりに安心して走れる道です。
駅までは土地柄、坂道が多いのですが、その気になれば勤務先までドアtoドアで45分くらいで着くし、家は高台にあるので、水災害の心配は少なく、夜は都心の高層ビル群や東京タワーが見えて、眺めはすごく良いところです。あと、角地なので、日当たりもなかなか良いです。


妻的にも、対面キッチンや食洗機、床暖房、広いお風呂(1.25坪)、好みのトイレに洗面所、オール電化にエコキュートと、結構気に入っている様子。

追加工事

さて、建売物件なのでほぼ間取りは決まっていたわけですが、いくつか下記の追加工事をお願いすることにしました。

  • カーテンのオーダー・取り付け
  • カップボードの取り付け
    • 色々あって結局、モノ自体は施主支給にして、取り付け工事をお願い
  • 地下車庫に電動シャッターをつける
  • 2Fの洋室に間仕切りを入れる
    • 2F洋室の1つは、将来的に間仕切りが入れられるよう、広い部屋にドアが2つ付いているタイプ
  • 2階にLANのコンセントがなかったので、その取り付け
  • 家の裏側にセキュリティライトを取り付け
  • 表札の取り付け


車庫のシャッターは、絶対に付けたかったので、迷うことなくお願い。
間仕切りは住んでから考えるのが普通だとは思うのですが、明らかにあの広さのまま使うよりは、用途が決まっていたこともあり、最初から2部屋に分けた方が、後々工事してもらうこと(数年後に部屋片付けたり、まわりのクオリティと違和感が出たりとか)を考えると、今が良いんじゃないかという結論。カップボード選びは、妻が納得できるものをチョイス。
2Fの書斎にはいくつかサーバを置く予定で、1Fリビングまでのスループットを確保するべく、有線でLAN配線をお願いしました。何も言わなければ、線がCAT5eになるところだったので、お願いしてCAT6eにしてもらった。(CAT7は取り扱ってないとか。6eで良かったのでそれ以上は何も言わず。)

後日談

実際に住み始めると物足りない部分があったりして、さらに以下の追加工事をお願い中だったりします。

  • 通常の階段手摺に加えて、追加の手摺を2箇所分、追加発注
    • 年をとったときに、あったほうが便利だろうなと思った部分があり
  • 一部、いくつかの窓に取り付ける面格子を追加発注
    • 裏手で目立たないところは、便利性とセキュリティ的な観点から取り付け
    • 全ての窓は、十分にセキュリティに配慮された窓なのですが、念には念を

引渡しまで

上記のような追加工事の確認・打ち合わせや立会い等で現地に行ったり、カップボードの実品を見にショールームへ行ったり、融資の申請・手続きをしたり、登記にあたって司法書士さんと話をしたり、火災保険を選んだり等、たくさんやることはありましたが、あっという間に時間と作業が流れていった気がします。

竣工立会いで100箇所以上wのチェック・直し依頼した箇所を引き渡し日までに直していただき、2011/9/25の大安に実際に引渡しを終えました。

この時点で、厳重に封をされていた住宅の鍵を受け取り、その鍵を玄関の鍵穴に入れることで、ハウスメーカーさんの持つ鍵が使えなくなります。


表札

表札も付き、ようやく自分の家を持つことができたんだな、と実感。(実際にはローンの担保に入れられているわけですが^^;)

そして引越し

2011/10/05の大安に引越しました。少しばかり引越し屋的なハプニングはありましたが無事終了。
事前に(既に箱がない)サーバや精密機械とか、その他引越し屋に任せられないようなモノは自分の車で移動させました。

家は、閑静な住宅街にあるので、かなり静かです。今まで比較的大通りの近くに住んでいたので、夜とか窓を開けると車の音がよく聞こえたのですが、今の家はそんなこともなく、子供の遊ぶ声が聞こえるばかりです。
まずは、近所のラーメン屋の探索・発掘から始めたいと思っていますw

自宅 自宅

写真左: 契約直後のおうち (2011/07/17)
写真右: 引渡し後のおうち (2011/10/02)

後日談

完全に、引っ越した後の話になりますが、実際に住み始めていると、思いのほか不便に感じることあったりこうした方が良かったなぁと思うことがあります。

そこは上述した通り、追加発注・工事の手配をしているのですが、竣工立会いの際に気付かなかったような、住んでみて気付く不具合などもあったりします。でも、そこはさすが大手ハウスメーカーというか、1ヶ月点検等ですぐになおしてくれました。厳密には、進め方とかは、グダグダだったりもするのですが、最終的に綺麗になおしてくれるという点は評価できます。

補修はもちろん、補修で綺麗に直しきれないところなどは、全て新品に交換してくれました。保証期間なので、もちろん全て無料。この辺をスパッとやってくれるところは、大手って感じですね。(もちろん保証があるその分のコストは、きっちり他のところで乗っているわけですけど。)


ちなみに、この手の話を検討されている方が真っ先に聞きたい事は、どう"値引き交渉"を進めたか、という点だとは思いますが、さすがに書けないので、どこかで会った時にでも聞いてくださいw

最後に、引越し直後のガレージ

自宅のガレージ

使わないときは、シャッターが閉められるようになりました!屋根・シャッター付きガレージは、本当に満足。


住まいの解剖図鑑

住まいの解剖図鑑

↑この本は、マジでおススメです!見た目は地味ですが、住宅設計についてのイロハがかなりわかりやすく解説されています。専門家には不要ですが、注文住宅を考えている方は、是非一度目を通されることを強くお奨めします。

最高に楽しい「間取り」の図鑑 (エクスナレッジムック)

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最高の住宅をつくる方法 (エクスナレッジムック)

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