Audi RS3 Sportback にしばらく乗ってみた感想

Audi RS3 Sportback

まだ、そんなに乗りこなせていないのですが、試乗時の印象の通り、総じて良い車だなと思っています。

なぜこの車を選んだかは、上記エントリに書いている要件を満たす車を探していくと、予算とか諸々踏まえると、最終的には、Mercedes-AMG A45、BMW M2、Audi RS3 あたりが残りました。

Mercedes AMG A45 はなかなか良いなとずっと思ってはいたのですが、コテコテの外観と、エンジン特性が2リッターを絞り出すような高出力感で、下の方が薄そうだなという印象。BMW M2 はエンジン的には一番魅力だったのですが、2ドアがネック。やっぱり要件を満たしているのは Audi だよなぁと思った部分が大きいです。

ちょっと昔話

ちょっと昔話になるのですが、免許を取得した時は、まだ大学生だったので、実家の車に乗らせてもらっていたのですが、その時に実家にあった車が、ホンダのアコード・インスパイアという車でして、専用設計された5気筒エンジンを搭載したセダンでした。

ホンダらしい高回転まで気持ちよく回る 2.0 リッターエンジンでしたが、他車と乗り比べれるほどの環境ではなかったので、5気筒エンジンって日本では珍しい、くらいの知識でした。もちろん車自体は良い車でした。

それから、次に乗った車は、同じく実家で、やはり2代目となるホンダのインスパイアでこちらも5気筒エンジン。重量が重くなったものの 2.5 リッター となったエンジンはトルクが増し、余裕のある走りをしてくれましたが、初代のような唸る感じの高回転型という感じではなく、マイルドでエレガントな5気筒エンジンだったように思います。

それから、社会人になり RX-7 (FD3S) 、WRX STI tS (GVB) といった限定車を乗り継いできて、自然となのか、ロータリーエンジンに水平対向エンジンと、割と特徴的なエンジンを楽しんできたなぁ、と。

Audi 伝統の 2.5 リッター直列5気筒エンジン

Audi RS3 Sportback

2018年6月6日 インゴルシュタッド/シュトゥットガルト:アウディの2.5 TFSIエンジンが「インターナショナル エンジン オブ ザ イヤー」の2~2.5ℓカテゴリーにおいて、9年連続となる、ベストエンジン賞に選出されました。294kW(400hp)の出力は、5気筒エンジンとして世界でもっとも高出力です。


選出理由にまず挙げられたのは、480Nmをわずか1,700rpmで発生する印象的なトルク特性でした。同時に5気筒ターボエンジンならではの排気音も高く評価され、1-2-4-5-3という特徴的な隣接のある点火順序は、このエンジンに独特のリズム感をもたらす源泉になっています。Audi Sport GmbHの技術開発責任者オリバー ホフマンは「5気筒エンジンは40年以上にわたって、アウディ ブランドのアイコンであり続けてきました。2年前、私たちは伝統の2.5 TFSIを完全に設計し直し、アルミニウム・クランクケースを与えました」と説明しています。

https://www.audi-press.jp/press-releases/2018/b7rqqm000000n2s3.html

私がここでどうこう書くより、Audi Japan のプレス記事を読んでもらった方が良さそうなので引用しましたが、こうした伝統的な5気筒エンジンに乗ることができるのが魅力的であること、またこうして5気筒エンジンに乗ることになったということに、不思議な縁を感じます。

実際に乗ってみてエンジンとかハンドリングはどうか

Audi RS3 Sportback

アクセルを踏んで走り出した瞬間に、おおっ、これは良いなぁと思えるような非常にわかりやすいクルマなんじゃないかなと思います。

最高出力 400 馬力となるマシンパワーは申し分ないです。昔、RX-7 (FD3S) を買って間もない頃、ギアをセカンドに入れて全開加速をしたところ、その凄まじいGにこのまま空に飛んでいくんじゃないかと思ったことがありまして、あれに近しい感情を思い出しました。

以前に試乗した際は、全然踏み込めなかったので、さほど片鱗は見えていなかった模様。

過去に所有していた RX-7 の加速感に慣れてしまうと、ライトチューンな WRX STI くらいだと車重が重く、そこまでの衝撃は覚えなかったのですが、ちょっと RS3 はそれとは一味違うような感覚です。低速から踏み込むと四輪が少し空回っているんじゃないかと感じるくらいの強烈なトラクションがかかります。

RX-7 も WRX STI も、どちらかといえばどっかんターボでしたが、RS3 は 2.5 リッターの余裕なのか、出力曲線がもうちょい自然な感じ。しかし、ここで挙げている3台とも、吹け上がりやその気持ち良さはどれも素晴らしいですけどね。三者三様。


Audi RS3 Sportback

純正だと、こんなものかなーとも思うのですが、アクセルのレスポンスは若干スロコンを入れたくなるレベル。踏んでからレスポンスがあるまで、ほんのわずか一瞬のラグを感じます。

電子制御されているだろうし仕方ないとは思うのですが、過去の車に比べて、全然気にならないレベルではあるので、今回は手を入れずこのまま乗ろうかなと考えています。

ハンドリングは非常にナチュラルでレスポンスも良い。かなりカジュアルな感じで軽くハンドルは切れるが、高速直進性も高くそれなりにどっしりと走れる。剛性あるなーという感じ。
この辺もドライブモードを変更することで、操作性が変わり、好みや気分に合わせることができます。

足回りとか

Audi RS3 Sportback

足回り。サスペンションには電子制御ダンパー(マグネティックライド)がついており、車内のボタン1つで減衰力が制御でき、家族を乗せていることはコンフォートな感じで、1人で乗る時はダイナミック(硬く仕上げる)みたいな乗り方ができます。

欧州車らしい剛性感のある乗り心地で、個人的には好みですね。
減衰の設定感に対して、コーナーでのロールはそれなりに抑えられており、毎回車高調を変えてしまう私ですが、こちらも今回はこのままで良いかなとは思っています。

旋回力も高く、グイグイ曲がっていける感じ。電子制御された四駆車ぽく、カーブしながらアクセルを踏むことで安定感が出ます。


Audi RS3 Sportback

が、やや気になるのは車高で、タイヤとホイールハウスの隙間が、前後で若干異なるのが気になります。前の方がやや浮き上がっているように見えるので、ぶっちゃけあと 1cm でいいから下げたいぜ、という気持ち。

じゃあ、スプリングでも変えようかなという気分にもなるのですが、マグネティックライドが入っていることで、その周辺のセンサー上、交換しても問題ないかどうかわからない、という感じです。この辺はもう少し調べてみようかと考えています。

ブレーキとか

Audi RS3 Sportback
Audi RS3 Sportback

ブレーキ。19インチ(235/35)のタイヤに、フロントはブレンボOEMの 8 ポッドなキャリパー。制動力は抜群でものすごい安心感です。どちらかというとスポーツカーに近しい部類だとは思うのですが、下手なスポーツカーより効きが良いのではないだろうか。

が、噂に聞いていた通り、ブレーキダストが物凄い・・・。いや、WRX STI の時もブレンボOEMでダストが凄くてパッドとローターを変えていましたが、今回も既にパッドは変えたいお気持ちに・・・。

こちらはセンサーに対応したブレーキパッドが、サードパーティから販売されているようなので、そちらを視野に入れて検討しているところです。

内装とかナビとか

Audi RS3 Sportback

内装の質感は良いです。ハンドルやシフトノブにアルカンターラが奢られていたり、ポイントポイントでレッドカラーが使われていたりで、乗っているだけで高揚感がありますw

ハンドルにアルカンターラが使われているのはスポーティーで操作性も良いのですが、汚れに対して気を遣ってしまうことと、コーナーを曲がった時のハンドルの戻しは、手を添えて自然に戻る力を利用する運転スタンスなんですが、そこでもアルカンターラが気になって気を遣ってしまいます・・・。気にしなければいいのでしょうけどw

最近のアウディは「バーチャルコクピット」というメーターエリアが12インチのディスプレイになっていて、各種デジタルメータやナビを表示することができます。
デジタルはレスポンスはどうなのだろうと思っていましたが、当然全く問題なし。日中の視認性も申し分ないです。バーチャルコクピットのディスプレイと通常のセンターディスプレイは独立していて、センターディスプレイは広域を2Dで、バーチャルコクピットは詳細な3Dのナビ表示とかできたりして、まあまあ便利。


Audi MMI Navigation plus

ちなみに Audi MMI Navigation は UI がイマイチで正直使いづらいのですが、SIM カードが刺さっていて、インターネットに接続できる(Audi Connect)こともあり、色々と便利です。
オンラインで諸々検索できたり、コールセンターのアドバイザーが呼び出せたり、スマホとの連携もできるし、無駄にナビ画面に Google Earth とか表示できるしw


Apple CarPlay
Apple CarPlay

Apple CarPlay にも対応しているので、iPhone を接続して少し使ってみましたが、一番期待していた Google Maps の使い勝手がいまいちで Apple 純正マップの方が良い感じだった。まだまだこれからという雰囲気。

とはいえ、普段使いのスマホが、カーナビで使えるのはなかなか良く、これは熟成すると確かに便利そうだなと思っています。ここは進化に期待。熟成してくると下手なカーナビは無くなってしまうんじゃないかな。


Audi RS3 Sportback

RS専用オプションのスポーツシート。過去2脚レカロシート(フルバケ・セミバケ)を乗り継いできましたが、思いの外ホールド感があります。シートの乗り心地は、固すぎず柔らかすぎずで、良好です。長時間走っていても大丈夫そうな雰囲気です。

何気にランバーサポートの調整が可能で、腰部分だけ電動でのポジション調整ができます。
(ちなみに背もたれは、一般的なセミバケと同じで手動でダイヤル調整です。)


Audi RS3 Sportback

"quattro" のロゴ!(言いたいだけ


Audi RS3 Sportback

RS専用フロアマットもカッコいいです。


Audi RS3 Sportback

助手席ドア。カーボンやアルカンターラの質感が良いっすね。そしてここにもスピーカー。

おそらく社内だけで十数ヶ所スピーカーがつけてあります。純正で Bang & Olufsen のスピーカーが奢られていて、音は良いのですが、それなりに重量あるんじゃないかと思っておりますw

ちなみに、後部座席はそんなに広くないですね。うちは子供が使うので、そんなに問題ないと思いますが、背の高い男性にはちょっと窮屈かと思います。シートはしっかりしています。

ヘッドライトまわり

Audi RS3 Sportback

マトリクスLEDヘッドライト。こればっかりは字面の説明よりは、デモ動画の方が伝わるので、Audi の公式説明動画を見てくださいw

これに限らず全般的にそうなんですが、様々なものが自動化されてきていて、人間が色々なものに注意を払い、操作していたものがどんどんやらなくてもよくなってきていて、運転がイージーモードになりつつあるのは間違いない。

あと、MY18 からデイライトが標準になったのは良かったのですが、気になるところがいくつかあったので、下記の通り、自分でコーディングしてしまいました。


その他

Audi RS3 Sportback

車自体は、色々なところにセンサーがついていて、四方の物体センサーはもちろん電装系やブレーキパッド、ダンパーやら、タイヤの空気圧まで計測されていて、シンプルではない分、色々とメンテナンスは気をつかいそうだなーと感じます。

あと、今までの車は長距離を走った後、ガレージ内でボンネットを開けて、放熱することがよくあったのですが、この車はエンジンを停止した後、水温か何かと連動してしばらくエンジン内のファンが回っています。
まあ、それでもファンが止まった後もエンジンルーム内は結構熱いのでボンネットは開けちゃうのですがw

と、しばらく乗ってみた感想としては、こんなところでしょうか。
また何か気づいたことがあったら書こうと思います。

それでは! =͟͟͞͞(๑•̀=͟͟͞͞(๑•̀д•́=͟͟͞͞(๑•̀д•́๑)=͟͟͞͞(๑•̀д•́


Audi RS3 Sportback

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