糸数壕(アブチラガマ)

今回の旅行で一番行きたかった場所。それはガマ。
昨年、旧海軍司令部壕に行って、その生々しさに衝撃を受けたので。


多分、沖縄で一番有名なガマである糸数壕(アブチラガマ)に行ってきました。

ここは年間15万人以上の人が訪れ、修学旅行の定番になっているそうな。


糸数壕は、全長270メートルにも及ぶ自然洞穴で、当時は1000人以上の方々がここで生活していたとか。
糸数壕に関する、詳しい説明は下記のリンクからどうぞ。

http://www1.plala.or.jp/CUE/cave_abuchira.html


糸数壕の近くにある"南部観光案内センター"にて入場料を払い、懐中電灯を1つ借りる。
というのは、あらかじめスニーカー持参・軍手持参・懐中電灯持参で臨んだのだが、受付のおばちゃんに「懐中電灯は一人一つないとキツイですよ」と言われたのだが、懐中電灯は1つしか持ってきていなかったので、1つ借りることに。ちなみに1つ100円で貸してもらえます。


そんなこんなで、入場口で中の詳しい説明を受け、早速中に入っていきます。


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入り口はこんな感じ。すごいね。
当時は、もっと草むらで覆われていたと思うので、確かによーく探さないとこの穴はわかりにくいだろうな、と思った。


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中に入っていきます。入り口はかなり狭いです。そして既にすごい湿気が襲ってきます。
壕内は、小川が流れていたり井戸もあったりするんで、結構湿気がすごいです。前日の雨もあってか天井からは結構水もしたたり落ちてきます。


入り始めて、わずか数秒で既に真っ暗闇。
確かに、二人で懐中電灯1つはきつかったかもしれない。観光センターのおばちゃんありがとう。


他の色んな方のブログやHPで2〜3人だけで入るのはキツイ、とか、過去は10人以上の団体でないと中に入らせてもらえない、とか書かれてありましたが、その意味を壕に入って1分程でようやく理解する。


とにかく真っ暗で足元はガタガタ。水の滴る音だけが聞こえる。ここで1000人以上の方が生活していたなんて考えられないし、地獄絵だったと言われているが、それをこの壕内で考えると益々想像を絶する。
確かに2人で行くのは若干心細いかも。1人で行くのは絶対に避けたほうが良いです。ハイ。順路の看板+地図がないと間違いなく彷徨いそうです。


中に進んでいくと、「トイレ」「病棟」「釜」などたくさんの標識があり、何となくですが生活していたような跡も見られます、、、が、正直、人の生活する場所ではないことに間違いはなく、沖縄戦の悲惨さをこの壕が物語っています。


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出口付近で撮った数少ない一枚。とにかく真っ暗+カメラを出すには懐中電灯を消さなければいけないので、写真が撮れなかったです。
一度、懐中電灯を消してみましたが、、、当然暗闇で何もわからない状態。


この中で何人もの人々が苦しみ、そして亡くなられていったかと思うと、悲しくなりますね。


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ようやく出口を登ってきたところです。


この糸数壕では、非常にリアルな体験が出来て本当に良かったです!


私が言うのも何ですが、戦争の資料館などで、あまり興味を持たず退屈そうに歩いている中高生などは、こういった壕に来てもらってリアルな体験をさせてあげた方が、戦争の悲惨さが伝わると思います。

アブチラガマ(糸数壕)[中で撮影された写真も多く結構参考になります]
http://gpzagogo.s8.xrea.com/abutiragama.html