会社の研究課題レポート(前回分)で受賞したインセンティブとして、11/16〜11/18の期間でサンフランシスコで開催されていたカンファレンスである「QCon San Francisco 2011」に参加してきました。
そんな話を会社のエンジニアブログに書いたので転載&素敵なサンフランシスコの街を観光してきたので、その写真をログとして残しておきます。
Qcon San Francisco 2011
QConは、ソフトウェア開発に関するアーキテクトやPJマネージャの実践者のためのカンファレンスで、サンフランシスコやロンドン、東京で定期的に開催されています。
セッションは、事例を中心にCloudやNoSQL、Software Architecture、HTML5 & JavaScript、Agile、Beautiful Code、Functional Web、Performance & Scalability等、多岐に渡って発表が行われていました。
会場は、サンフランシスコにあるThe Westin San Francisco Market Streetでした。
会場内は、電源こそはないもののFreeなWiFiが(参加者のみに)開放されており、インターネット環境には困りませんでした。(US内なのでTwitter等、普段使っている海外のWebサービスのレスポンスが良く、むしろ快適だったかも。)
会場のホールでは、協賛の企業やコミュニティがブースを出し、盛況していました。
また、その横では、朝はベーグルやフルーツ等の軽食、昼はビュッフェ形式のランチ、午後はデザートやチョコレート、ジュース、レッドブル(笑)等、また1日を通して、コーヒーと水が飲み放題と、間食にはあまり困らない環境でした。
飲み放題のコーヒーはスターバックス製と安心のクオリティです。余談で、滞在していたのがサンフランシスコの中心街でしたが、スターバックスは通り1つ分に必ず1つあるんじゃないかというくらい、たくさん密集していました。
さて、肝心のセッションですが、私はアーキテクチャ関連のケーススタディを中心に参加してみました。
このNetflixのAPIは2010/1からの1年間で37倍ものトラフィックに成長していて、自前のデータセンターだけでは、ここまで成長できなかった、させられなかったと話していました。今はほとんどクラウドを利用したアーキテクチャでnetflix.comは動いているそうです。
そんなNetflixを支えるクラウドサービスは日本でもメジャーな存在になりつつある、Amazon Web Servicesです。これまでCDNは3個くらい使ってきたけど、その他のクラウドについてはAmazon Web Servicesが唯一無二の存在であり、現状では他に変えられないものとしています。
また、PaaSとしてのNetflix Platformの紹介があり、その中の技術要素はJenkinsやCassandra等、内部の各クラウドシステムチームで力を入れて取り組んでいるようです。(詳細は公開されている上記スライドをご参照ください。)
その他、様々なサービスアーキテクチャの事例を聞いて、ネットサービスの多くがAmazon Web Servicesを中心としたクラウドサービスを活用していると感じました。
単純にオンプレミスからクラウドに移行しましたといった話ではなく、自社サービスの中で、最近のクラウド事情・機能では、この部分はこういうメリットがあるから一部クラウドを利用しているといった事例が多かったように思います。(Amazon Web Services自体が、各機能によってサービスが分かれているから、かもしれません。)
例えば、Amazon.comでは、急にスパイクするトラフィックのために準備したWebサーバのハードウェアリソースを十分に使いきれないため、WebサーバのみAmazon Web Servicesに切り出して利用しているとの事です。
Amazon.comとAmazon Web ServicesはVPC(VPN)で結ばれており、ロードバランサやロジックサービス、データベースはAmazon.com側で稼動し、WebサーバはVPC越しに複数のロケーションで稼動させているとの事でした。
と、こんな感じで、グローバルな大規模サービスの事例の話を直に聞けた事は、大きな刺激となりました。
トラブル事例などもいくつか聞いて、なるほどと思う知見もあれば、そりゃそうなりますね的な話もあり、自分たちのやっている内容が、決して海外の大規模サービスから大きく離されているわけではないことも再確認できました。
あと余談ですが、会場内は3枚くらい肌着を着込んでも肌寒かったのですが、2割くらい半袖の方もいて世界は広いと再認識させられました(違)。
The Westin San Francisco Market Street
今回、宿泊したホテル。
16Fの部屋だったのですが、部屋や眺めはこんな感じでした。高層ビルも多く、夜の眺めはなかなかのものです。
素敵なサンフランシスコの街並み
北東部にある最も栄えているであろうダウンタウンの中心部を徒歩でウロウロしたときに撮った写真を載せておきます。基本的に、街中は碁盤の目になっていて、所々アップダウンの激しい坂が続いたりしています。
中心部は高いビルが多いですが、広場も多かったように思います。
ベイブリッジ。
路面電車は、、、なんかカッコイイです。
こちらはバスですが、架線(送電線)がついていて、電動でした。(静かだった。エコですね。)
チャリ族。と、車両の長いバス。基本、バス文化みたいです。
そういえば、ダイソー(DAISO)がありました。ほとんどの商品が$1.50。ホテルにスリッパがなくて困ったときに近くのWalgreensとかに売ってなかったんですが、さすがダイソー。余裕の$1.50で売っていました。
日本と違うところは、さすがカード社会のアメリカ。100均のショップでクレジットカードが利用できます。
Apple StoreでiPhoneを買った話は後日別エントリで書きます。(俺ToDo)
【追記】書きました。⇒ SIMフリーのiPhone4Sをアメリカで買ってから使い始めるまでの記録
シャレオツな建物も多かった。画になるわー。
坂道が増えてきましたよ。
この急な坂道の連続。伝わりますかね。
海が見えてきました。この先はフィッシャーマンズワーフ。
フィッシャーマンズワーフエリアで最も栄えている、PIER39より海を眺める。
かの有名なアルカトラズ島。(アルカトラズ島 - Wikipedia)
PIER39から、ゴールデンゲートブリッジを眺める。
野生のアシカたち。お休み中でした。
やっぱり、ここに来たらサワードウ的なパンの容器に入ったクラムチャウダーっしょー。美味しかった。
あー、フィッシャーマンズワーフにきたー、って感じがした・・・だけ。うーむ。
ギラデリスクエア(Ghirardelli Square)。好きなら必ず一度は行くべき。
いやー、とにかく坂道が強烈で息切れしまくりでして。。。
1800年代に建てられたという風情のあるビクトリアンハウス。
建物の並びが綺麗で飽きないというか、歩いていても碁盤の目なのに常に新鮮で楽しめます。
相変わらず坂道は強烈なんですけどね。ふぅ。
セントメアリー大聖堂。とにかく立派の一言に尽きる!
路面電車も雰囲気出てます。
マクドナルドはもちろんビッグサイズ・・・。
最後までしつこく坂道。ここから転げ落ちたら死ぬかもしれない・・・それくらい危険。
とまぁ、こんな感じでそれなりに楽しんできたわけです。
やっぱり日本で買えるものの値段と比べると、(円高というのもあるでしょうけど)割と物価は安く感じました。Walgreenに行くと、安いものでいうと、ギラデリのチョコレートは$2.00から買えるし、レッドブルは$1.50だったし。あとは革靴の関税が40%とかなので、革靴を買うと良いそうですね!(僕は買わなかったけど。)
今回は時間の都合で行けなかったのですが、今度来る機会があればシリコンバレーの方にも足をのばしてみたいものです。
今回、撮ったすべての写真
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