自宅で太陽光発電生活をはじめました

少し前に、業者さんに依頼して、自宅の屋根にソーラーパネルを取り付けていただきました。
取り付けにあたって、色々と検討したのでメモ的に残しておきます。

ちなみにトップの画像は、もちろん我が家ではなく、ChatGPT (DALL-E 3) に生成してもらった画像です。念の為。

ソーラーパネル取り付けの背景と検討

今の家を建てて住み始めてから12年になります。
以前から、不定期で太陽光発電の導入について検討することがありましたが、ずっと見送ってきました。

が、今年の2月くらいから再度検討し、導入の決意をした感じになります。理由は以下。

  • 近年、電気代が (単価も含めて) 上昇傾向にあること
  • 燃料費の市場的な高騰を受けて、さらに今後電気代の単価が上がることがニュースで流れていたこと
  • 我が家はオール電化なので、電気代の単価高騰が光熱費に対してストレートに響くこと
  • 数年前と比較し、ソーラーパネルの発電効率が上がっていること、および流通量が増え、価格が安くなってきていること -> 小慣れてきて寿命 (保障期間) も長くなってきている
  • 上記に伴い、売電の単価も下がっているが、発電したものを積極利用することで、電気代はそれなりに抑えられそうであると想定できたこと (くらしTEPCO web から)

私の住んでいる川崎市では、2022年度は補助が出ていたので、2023年度も出ると良いなぁ (検討段階では、まだ2023年度の交付は決定されていなかった) と思いながら、とりあえず見積もりを取ることにしてみました。

相見積もり

業者さんを選定する上で、価格.comの太陽光発電のクチコミ掲示板がめちゃめちゃ参考になりました。

必ず書かれていることは、訪問販売してくる営業の業者見積もりは数十万円のマージンが乗っているので、エリアによって信用できる業者から見積もりを取って検討すべし、というもの。

その他、最近の容量単価のトレンドの情報であったり、各種メーカーの情報、実際の見積もりをベースとして注意点を教えてくれたりなど、見積もりをとって検討する際の有益な情報がたくさん書かれていますので、これから検討する方は一読することをおすすめします。

ということで、東京・神奈川近郊では、この業者から見積もりを取りなさい、と必ず名前の上がる業者さん2社から相見積もりを取ることにしました。

で、この相見積もりをとった2社をA社・B社と呼ぶことにします。

  • まず価格面については、2社ともほぼ差はありませんでした。
    • 価格.comでやりとりされている容量単価のトレンドに近いものがあり、それなりに安値であることが確認できました。
  • 2社とも、ソーラーパネルについては推奨のメーカーが違いましたが、どちらもメリット・デメリットを丁寧に説明していただきました。
  • 両社の決定的な違いはやりとりのスピード感でした。
    • A社は、Webの問い合わせフォームで見積もり依頼を行ってから、1.5時間で1回目のメール連絡がありました。翌日に設計図を揃えて返信したところ、その日中に1回目の見積もりが返ってきました。
    • B社は、Webの問い合わせフォームで見積もり依頼を行ってから、3.5時間で1回目のメール連絡があり、翌日に設計図を揃えて返信したところ、その9日後に見積もりが返ってきました。
    • B社の見積もりが出るまでに、A社と何度もQAを繰り返し、色々なパターンで複数の見積もりが出ている状態で、ほぼ疑問点も解消&見積もりがFixされている状態でした。
    • B社の見積もりがあった後、A社の回答の妥当性を確認するために、いくつか質問&似た条件で見積もり再依頼をかけましたが、回答がややボヤけたもので、しっくりこなかったです。
  • よって、A社にお願いすることに決めました。

価格.comのBBSを読まれたことがある方なら、東京・神奈川近郊だったら、あの2社のどちらかに依頼されたのだなーって分かると思いますw

発注〜工事まで

2023/04/04 のタイミングで川崎市より、補助金申請受付が2023年度も行われることが発表されましたので、A社へ正式に発注を行いました。

今年度もHEMS機器導入による補助が出ることがわかりましたので、最低ラインの見積もりからHEMS機器を導入する構成に変更。(HEMS対応機器に変更することで費用は少し上がりますが、それ以上に補助金が出るため)
最後に少し値引き交渉をして、発注完了です。

発注後、実際に自宅での現地調査を経て、取り付けに問題がないことを確認してもらい、売電に関する申請をしていただきました。
そのまま部材が揃い次第、工事をしてもらうこともできたのですが、売電可能になってからの工事実施をお願いすることにしました。

設備の工事の実施

実際に、工事が実施されたのは9月の上旬でした。
(売電の申請は結構時間かかりますね...)

現地調査の際に、どのような工事が行われ、何がどこに取り付けられ、どのように配線されるかなどは事前に打ち合わせしていましたので、その通りに施工は進み、1日で工事は完了。

長州産業 ソーラーパネル

取り付け後の写真。
(片面分のみ。実際は、屋根の両面に設置しています。)

エコキュートの設定

我が家はエコキュートが設置されており、深夜の電気代が安くなる電気プランにて電力会社と契約しています。
ので、これまでは深夜にエコキュートを稼働させ、タンク内のお湯を生成してきましたが、日中に太陽光発電ができるようになったので、日中にお湯を作ってほしい。

で、エコキュートの説明書を隅から隅まで読んだのですが、、、10年前のエコキュートの機械には、そういった稼働時間帯を指定する機能はついていませんでした・・・。
(最近の機種とかだと、太陽光発電に対応したモデルがあり、時間帯を決められたり、HEMS機器と連動できたりするみたいですね!)

で、結論、どうしたかというと、、、エコキュートの設定時刻を8時間ほどずらして使っています
こうすることで、エコキュートの機器が23時と認識している時刻は、実際は7時・・・というような感じです。

すげー力技なのですが、問題なく運用できていますw
(デメリットは、お風呂で表示される時計が8時間ずれてしまっていること...w)

実際の発電・売電状況

取り付けたのは、長州産業さんのモジュールとパワコンで、合計8.0kWです。

元々、シミュレーション (神奈川県川崎市) でいただいていた発電の予測数値と実際の測定数値を比較してみましょう。(期間的に、10月・11月の2ヶ月間のみですが)

CICによる予測値 実測値
2023年9月 607kWh 719.994kWh
2023年10月 560kWh 673.246kWh
2023年11月 491kWh 423.929kWh

※ 9月分の実測値は、19日分 (9/12〜30) の測定から30日分を推測したもの

天気の良い日が平年より多いか少ないかで数字は変動しますが、概ね、想定通り発電できていそうで安心しました。
11月が予測値から14%くらい落ち込んでいるのは日照時間の問題なのか、想定より影が多くできていたりするのかわかりませんが、12月の発電状況等も含めて、1年通して見てみないとわかりませんね、

尚、電気代は、10月・11月については、昨年比で 40〜45%程度になっており、それに加えて発電して自家消費できなかった分 (余剰分) は売電できていますので、順調に行くと今回の投資は6〜7年くらいで回収できそうな雰囲気です。

丸1年くらい運用したら、もっと正確に見通しが立てられそうなので、その頃にロギングした結果と共に振り返りをしてみたいと思います。

それでは!=͟͟͞͞(๑•̀=͟͟͞͞(๑•̀д•́=͟͟͞͞(๑•̀д•́๑)=͟͟͞͞(๑•̀д•́